タイムマネジメントを正しく行うためには、マルチプライアーを目指し、実行する必要があるとお話しました。
マルチプライアーはマルチプライ、すなわち「増殖」を意味します。
この中で、タイムマネジメントを成功させるために、マルチプライアーには5つのポイントがあります。
今回は1つ目のお話をします。
無視することをマストで実行する
何を言っているのか・・・・
時間は誰に対しても一定の時間しかない、平等に同じ時間。
時間を増やすためには、やらなくてもいいことをやらないということです。
「仕事を完成した。」としたとき、完了した状態はどういう意味でしょうか?
もう付け加えるものがないという意味でしょうか?
それとも、
もう削ることが出来ないという意味でしょうか?
時間を増やすことから言うと、足すより減らすほうが効果があると思いませんか?
同じ結果を生むとき、やらなくてもいいことを出来るだけ減らす。
それは、時間がかからないので同じ時間の中で、出来る事が増えることになりますよね。
もし、あなたが、いつものルーチンでやらなくてもいいんだけど、やらないと落ち着かないといった感覚、意識、思考を持っているときは、これを無視する、捨てることに変えないといけないんですね。
では、具体的に仕事をしているときの例を挙げてみます。
1、必要の無い会議
日本の企業では、おおよそ15%会議をしていると言われます。
でも、会議中に別の仕事を4割の人がやっているとの報告があります。
月曜日は会議と決められているからが理由だとしたら、その会議はやる必要があるのか。
もう一度考えてみる必要があります。
2、長すぎるメール
長いメールを時間をかけて読むことも無駄な時間。
最後は、長いメールを読んだけど、結局意味が分からない。ってことも。
これでは、仕事を間違った方向に進めてしまう可能性もあるので、電話や直接会って会話をしたほうが良いですよね。
3、無駄な変更
変更することでマルチプライヤーするのか考えてみる必要があります。
変更することで複雑化するとか、手順を覚えなきゃないとか、手間取るときとか、変更しても、マルチプライヤーしないなら、今のままでいいんじゃない?
4、同じ仕事を続けられない
今の仕事を続けられなくって、別の仕事に切り替えると、時間ロスが発生する。
可能な限り同じ仕事を続け切って完了させるようにしよう。
5、他人の仕事をする
他人の仕事をボランティアのようにするのは止めよう。
結局は、あなた自身の仕事を先延ばしにしてしまう結果になるから。
他人の仕事をすることは、仕事の先延ばしの別の言い方になってしまいます。
6、長い説明を聞く
説明を聞いていても、ポイントがぼやけていて、結局何が言いたいの?
提案、異議、アイディアを相手から聞くときは、経験を説明してもらうようにし、こちらが、何が言いたいのかわからなくなって、顔をしかめる前に、「具体的に話してください」とやんわりと聞いてみる。
7、カスタムワークを止める
カスタムワークとは、その時だけのもので2度と使わないものを意味しますが、これを行わないことです。
むしろ、レバレッジワーク、すなわち何度も繰り返すものを作り出すこと。
1度ルール化すれば、それを繰り返すだけなので、何度も打ち合わせや、やり直しなどが避けられ、時間を無駄にせずに済むから。
まとめ
タイムマネジメントを成功させる1つ目の戦略は、やらなくてもいいことをやらないようにすること。
時間を使わない方法を、時間がかからない方法に意識を向けて、仕事を完成するためにやらなくてもいいことをやらないようにするのがポイントです。
あなたの今の仕事で、やらなくてもいいことって何でしょうか?