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節分の飾りの意味を知って飾り方から片付けまでをまとめ

生活

 

最近節分でほとんど目にすることがなかった、鰯いわしの頭を玄関に飾る光景

あまり見なくなりましたが、小さな頃には、「なんで、魚を吊り下げているんだろう?」

子供の頃の私には、不思議で少し怖い光景だったので聞くに聞けませんでした。

 

節分の飾りはいつからいつまで

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小正月の1月15日の翌日から、節分の次の日2月5日ころまでです。

節分の飾りを外す日がさまざまで、翌日の「立春の日」が有力ですが、

・2月いっぱい

・ひな祭りまで

・雨水の日までで2月19日または20日で、雛人形を飾るのに、いいと言われている日

いろんな説があります。

でも、不思議ですよね。

なんでイワシの頭なんでしょうか?

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ぶら下がったイワシの頭を見ていても臭いそうじゃないですか?!

まさに、「げ!?」

グロテスク、きもい、そんな声が出そうです。

節分に飾っている飾りは、柊鰯(ひいらぎいわし)と言われています。

柊鰯(ひいらぎいわし)は名前の通り、ヒイラギにイワシの頭を挿しています。

しかも、イワシの頭は焼いているものです。

わざと、においを強くするために焼いているのですが、なんで、わざわざ臭くしているのでしょうか?

ウソかどうか知らないけど、鬼はイワシの臭いが嫌いなんです。

鬼が寄ってこないように鬼の嫌いなイワシの臭いを飾っているんですね。

イワシの臭いが死体の臭いに見立てているんです。

知らない人から見れば変ですが、わかっている人には大事なこと。

これは、ことわざの「鰯(イワシ)の頭も信心から」につながっているそうです。

話を戻すと、お米を食べるコクゾウムシがイワシを焼く煙が嫌いで逃げていくこともあるそうで、昔はお米は大事なものでしたので、こんな狙いもありました。

なので、イワシを塩焼きして食べて、食べられない(実際には食べられるけど)イワシの頭を節分の飾りにしています。

しかも、節分の飾りの柊鰯(ひいらぎいわし)は、鬼に対して2段構えで、イワシは鬼の嫌いな臭い。

でも、もし我慢して近寄ってきても、「柊の葉の棘で、鬼の目を刺すので、家に入れない」につながっています。

鬼が家に入れない状態にすると言っても、実際に鬼がいるわけではなく、鬼を人災、災害など、家族に悪い影響のあるものの総称に見たてています。

家族を守るための風習です。

節分の飾り方はどうするの?

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先にお話した通り、ヒイラギに焼いたイワシの頭を挿して、玄関に飾り付けるのが一般的

柊の入手方法は、花屋さんや造園屋さんなどで購入できます。
節分近くには鰯とセットで売っているスーパーもみかけることがありますね。

柊の枝に鰯の頭を固定するには、エラ付近から目に向けて突き刺すとしっかり固定できます。

他には、両目をメザシのように刺す地域や、エラから口に向けてというところなどさまざまです。

なので、特に固定方法に決まりごとはないのでしっかり固定できればいいです。

固定できれば完成ですが、半紙などの白い紙で根元を包む地域もあります。

飾り方は、ひもで吊ったり、くくりつけたり、花瓶に花をさすように瓶にさしたりして飾りますが、飾る場所はどこがいいのでしょう。

臭うので外がいいですよね(苦笑)

鬼が来る位置って、鬼門でしたよね。

なので、鬼門に節分の飾りを飾り付ける位置が正解なのです。

でも、鬼門と、玄関が同じ位置であれば、玄関に飾るは間違いではないんですね。

鬼門は方位で言うと「北東」。

方位磁石とにらめっこして鬼門に飾りましょう。

野良猫に注意ですよ(笑)

節分の飾りを片付ける方法は?

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節分の飾りの意味を知ると粗末に扱うのはいけないと感じますよね。

鬼払いをしてくれた、イワシの頭さんと、鬼の目をつついただろう、柊の枝を、そのまま捨てるのは、なんだか良くないねって。

片付け方法は4つあります。

・半紙に包んで、塩で清めて捨てる

・灰になるまで焼いて、玄関先に盛る

・玄関先に埋める

・神社へ持っていって、お焚き上げ

お焚き上げが1番よさそうですけど、神社に持ち込む前に、お焚き上げしてくれるか確認が必要ですね。

お手軽で確実なのは、塩で清めて半紙に包んで捨てる。

これなら、一般家庭ごみにそのまま捨てられるし達成感もありそう。

玄関先に盛るとか埋めるは、自宅の敷地内に残りそうでいやです。(個人的に)

まとめ

節分の飾りってとても意味のあるもので、家族を想っての大事なイベントですね。

いつもやっていないことをやるのは手間ですが、家族を想う大事な風習を後世に残す意味でも、子供たちといっしょにやってみたいですね。

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