PR(当サイトはアフィリエイト広告を一部掲載しています)

柏手で手が痛いのは「頑張りすぎ」のサイン。右手を少しずらすだけで、心も音も軽くなる理由

神棚
この記事は約2分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

「いい音を出さなきゃ」
「神様にしっかり届くように」

そう思って勢いよく手を打ち合わせ、終わった後には手がジンジンして真っ赤になっていること、ありませんか?
実は私がそうでした。
ペチッ、という鈍い音しか鳴らないのに、手だけは痛い。
なんだか、「私の気持ちが足りないからいい音が鳴らないのかも」と、さらに力を込めてしまう悪循環。

でも、あることをきっかけに、その「痛み」は私の努力不足ではなく、むしろ「頑張りすぎ(力みすぎ)」が原因だと気づいたのです。

スポンサーリンク

なぜ、一生懸命叩くと痛いのか

手が痛くなる原因はシンプルでした。
「左手と右手を、真正面からピッタリ合わせようとしすぎている」からです。

手のひら全体を真正面からぶつけると、間の空気が逃げ場を失い、衝撃がすべて手に返ってきます。
結果、音は「ペチッ」と潰れたようになり、手には痛みが残る。

これを知った時、なんだかハッとしました。
仕事でも家庭でも、「真正面から向き合わなきゃ」「完璧に合わせなきゃ」と思うほど、空回って自分が傷ついてしまう。
私の柏手は、そんな私の余裕のなさをそのまま表していたのかもしれません。

「少しずらす」だけで音は変わる

そこで試したのが、神社の作法としても知られる「右手を少しずらす」という方法です。
やり方はとても簡単でした。

【痛くならない柏手のコツ】

  1. 両手を胸の前で合わせる
  2. 右手の指先を、左手の第一関節あたりまで少し下にずらす
  3. 手のひらを少しだけ膨らませる(中に空気を入れるイメージ)
  4. 肩の力を抜いて、軽く打つ

恐る恐るやってみると、「パンッ!」と乾いた高い音が部屋に響きました。
しかも、手は全く痛くありません。
あんなに力を入れていたのが嘘のように、軽い力で、驚くほど遠くまで届く音が出たのです。

「ズレ」があるから響く

柏手のあと、ふっと肩の力が抜けて微笑む女性

手を少しずらすことで、手のひらの間に空気が通る「隙間」や「反響」が生まれ、いい音が鳴るそうです。
ピッタリ合わせるのではなく、あえて少しずらす。
その「ズレ」が、美しい響きを生む。

この感覚は、柏手以外にも通じる気がしました。
夫と意見が合わない時も、無理やりピッタリ合わせようとして衝突するより、
「少しずれててもいいか」と自分が位置を変えてみる。

そうやって隙間を作ったほうが、風通しが良くなって、お互いに痛い思いをしなくて済むのかもしれません。

まとめ|痛くない場所が正解

もし今、柏手を打って手が痛いなら、それは神様からの
「そんなに力まなくていいよ」
というメッセージかもしれません。

右手をほんの少しずらしてみてください。
その時に鳴る「パンッ」という軽やかな音が、凝り固まった心を少しだけ解きほぐしてくれるはずです。

関連記事:神棚の柏手は「2回」ではない?古来の正解「三礼三拍手一礼」と参拝作法の完全バイブル

タイトルとURLをコピーしました