足のむくみの解消方法をまとめます。
足がむくんで、バンバンになって、足のだるさと重苦しい感覚がするとき、つらくて、自宅に帰ってもつらいだけで、眠ることにも支障が出るときがあります。

たたいても、さすっても、さっぱり良くならない。
こんな、足のむくみが続くとストレスでしかなくなります。
足のむくみの原因ってなんだろう?
足のむくみの原因はリンパの流れが悪くなっているのが原因です。
人間の血液は、ポンプの役目をしている心臓が活動して全身へと送り出しています。
逆に、体に不要な老廃物などを含んだ血液やリンパ液は、重力に逆らって、足の先から心臓へと戻らなくてはなりません。
この中で足のむくみと特に関係しているのはリンパ液です。
リンパ液を運ぶリンパ管には強力なポンプのようなものがないので、リンパ液はうまく戻れずに皮下組織などに停滞してしまいます。
いつまでも、リンパ液が停滞すると、積み重なって「足のむくみ」となって現れてしまいます。
リンパ液が停滞する原因はいくつかあり、運動不足、長時間の立ち仕事などです。
長い時間立っていると、重力によって血液が足に溜まります。
これにより静脈の圧が高くなって、細胞から不要な水分を受け入れることが難しくなり、むくみやすくなると考えられます。
また、水分や塩分のとり過ぎも、血液中の水分を増やすことになり、余分な水分がたまってむくみやすくなる原因となります。
そのほか、病気(下肢静脈瘤)や肝臓の病気、腎臓の病気もむくみの原因となることがあります。
いつもどおりの生活なのに、急にむくみやすくなったり、慢性的なむくみが一週間以上続く場合は、確認の意味でも、内科などの受診を検討するとよいです。
運動不足、長時間の立ち仕事などの時は、マッサージなどのセルフケアでリンパ液の循環を促すとよいです。
リンパ液の流れはツボ押しやマッサージで解消!
リンパ液の停滞を解消させられるような「マッサージ」が1番効果的です。
それらの流れを助けてあげることができれば、むくみを改善できると考えられています。
足のむくみを解消するためには太もものつけ根(そけい部)にあるリンパ節からマッサージをして、足全体のリンパの流れを改善しましょう。
座って足のむくみを解消する方法!
1、太ももの付け根にあるリンパ節を刺激します
まず、リンパ節がある太もものつけ根に着目します。
両ひざを深く曲げてあぐらをかき、両手の手のひらを重ねて、ももの付け根(そけい部)に当て、身体の重みでゆっくりと圧力をかけます。
これを左右それぞれ5回ずつ行ないます。
最初にももの付け根にあるリンパ節を刺激することでリンパが流れやすくなり、余分な水分や老廃物の除去を促進します。
2、ひざから足の付け根に向かってマッサージします
軽くひざを曲げた状態で足を前に伸ばして床に座り、両手で包み込むようにひざから徐々に太ももに向かって、やさしくなで上げます。
太ももは太さがあるので、裏側、内側、外側と分けて行います。左右とも5回ずつ行ないます。
3、ひざの裏側にあるリンパ節をしっかりと刺激します
ひざの裏にある凹みに親指以外の4本の指をあて、上に向かって10回さすります。
もう一方の足も同じようにマッサージします。
ひざの上も同じく、手のひらを使ってさすり上げます。
4、ふくらはぎは、足首からひざに向かってやさしく刺激します
足首からひざの裏に向けて、手のひら全体でやさしく包み込むようにさすっていきます。
こちらも左右5回ずつ行います。
5、つま先から足首に向けて丁寧に刺激します
足首を軽く回した後、足の甲と裏の両面を、つま先から足首に向けて左右5回ずつさすります。
足の裏を親指で軽く刺激してもよいでしょう。
6、1~5を逆に5~1の順番にマッサージ
椅子に座って足のむくみを解消する方法!
1、イスに腰かけたまま(床に座ったまま)、ひざをピーンと伸ばします。
その状態で足のゆびをムニュムニュ動かしたり、足首をぐるぐる回す運動をします。
その際、「足先」や「ふくらはぎ」にしっかりと力が入り、血液が流れるような感覚をイメージしながら行いましょう。
2、腰をそらしてイスの背もたれにそって背中をぐーっと伸ばすストレッチをしましょう。
これだけで、ふくらはぎのリンパの流れのスイッチをいれられ、リンパの流れを促すことができます。
足のむくみが痛みや辛さに変わる前に、できれば休憩のたびに小まめに行うのが効果的です。
足のむくみ解消まとめ
足のむくみはリンパ液の停滞によるものです。
私も、立ち仕事なので、帰宅しては足がむくみを飛び越えて痛みが出ます。
しっかりと、マッサージをしながら、足のむくみを取って、気持ちよく仕事をしたいですね。