節分と仏教ってつながっていた?!みんな思いは同じ?!
節分と仏教ってつながっていた?!
節分って、「鬼は外、福は内」って元気よく声を出しながら、豆まきをする行事です。
一生、何百回もすることはないけど、でも、やってみると楽しい!!
日本人が人前で大声を出す習慣が無いので、余計すっきり感があって気持ちいい!!
節分も突然やるようになったわけではなく、何かをきっかけに節分が始まっています。
節分の本来の意味は季節を分ける意味で言っていました。
それは、陽の動きをもとに季節を分けていて、中国の農業で利用されていた変わり目のことです。
それが、節分が日本の暦にも取り入れられるようになったことが始まりです。
節分とは中国がもとになっていて、仏教とは関わりのないものでした。
豆まきすら行っていませんでした。
そして、豆まきも中国から伝わってきた行事です。
「追儺」(おにやらい)または「鬼やらい」と呼ばれており、災いをお祓いするためのものでした。

節分の豆まきはこの「追儺」と、日本の仏教の教えが混合したものなんですね。
こういった行事の由来と宗教は、たどっていくと、必ずかかわりがあるんですね。
「追儺」(おにやらい)または「鬼やらい」とは?
「方相氏(ほうそうし)と呼ばれる鬼を払う役目を負った役人(大舎人(おおとねり))と、方相氏の脇に仕える侲子(しんし)と呼ばれる役人(特に役職は決まっていない)が20人で、大内裏の中を掛け声をかけつつ回った。」と言われています。
これが、節分に豆まきを行うルーツになっています。
これが、先ほどのお話に通り、災いをお祓いするが共通化認識になって、節分と仏教がつながっていくんです。
仏教の中で宗教別の節分の違いとは
1、真言宗の節分
節分の日に節分会が行われます。
経読などが行われた後、年男、年女、僧侶によって本殿への豆まきが行われます。
真言宗では「鬼は外」とは言わずに、「福は内」のみの掛け声です。
2、天台宗の節分
節分の日に節分会が行われます。
天台宗を信仰する寺院では経読や護摩供を行います。
3、曹洞宗の節分
2015年は2月1日に節分会が行われました。
法要と豆まき・投げ餅の二部構成で、豆まきは厄年の男女が行います。
甘酒やどんど焼きのサービスがあり、盛大な行事です。
4、浄土宗の節分
浄土宗では節分会に、年男の人々が豆まきを行います。
また、豆は年齢に一つ足した数を食べます。
5、臨済宗の節分
節分の日に節分会が行われます。
1日に3回の大福豆まきが開催され、福笹と絵馬の授与もあります。
また、大福豆付の福引もあり、大福がよく使われる行事です。
6、浄土真宗の節分
掛け声は他の宗派と異なり「福は内、鬼も内」と言われます。
浄土真宗では神様も鬼もすべて、人々を守ってくれる大切な存在とされています。
鬼を祓うと逆に災いが訪れると考えられているため、福を取り入れるための節分です。
節分と仏教の関係まとめ
季節の変わり目に人の健康や悩みを追い払う意味を持たせている節分の豆まき。
一方、仏教の教えによって、人の悩みや苦しみを解放する意味とが、互いにうまくつながって、節分はお寺でも行われるようになり、結果人々は、明るく時を過ごせる大きな力に変わっていきます。
こんなに節分が仏教と関わっているものすばらしいですよね!!