兜を飾る時期はいつが良いの!?父親のお下がりは大丈夫?!
兜を飾る時期はいつがいいんでしょうか?!
5月と言えば、ゴールデンウイークですが、男の子がいるご家庭では五月の節句ですね。
男の子が平等に成長を願って祝う行事です。
そこで、登場するのが、「こいのぼり」と同じように「かぶと」「兜」です。
では、兜を飾る時期って、早いほうがいいのか?当日でもいいのか?
男の子と女の子、両方がいるご家庭は、悩みどころだと思うんですね。
ひな祭りが済んだら、すぐ兜って感じにですね!!
うれしい忙しさでしょうか。
兜を飾る目安となる時期は、春のお彼岸を過ぎたあたりからですね。
春のお彼岸が過ぎたころとは具体的には3月23日ごろです。

絶対的な決まりごとではなく、この時期に出さなければならない!!ということではありません。
あくまで、おおよその時期というところです。
なので、春のお彼岸が過ぎたら、そろそろ準備かなぁ、という気持ちでいたらいいでしょう。
お住まいの場所によっては、出す時期に決まりがある場合もあるので、年配の方に確認しておくのがいいですね!
一番良くないのが、端午の節句の5月5日の当日や、その前日5月4日に慌てて出すのはNGですね!
そのわけは「一夜飾り」になってしまうからです。
例えば、お葬式をあげる時には、一晩で祭壇やら棺やらを用意して、飾り付けしますよね。
なので、それを連想させることから、お祝いごとの準備を前日や当日のギリギリでおこなうのは、縁起が悪いとされているんです!
この部分は注意しましょう!!
この準備期間の取り方は、端午の節句に限らず、お正月なんかでも当てはまることですね!
ですので、遅くとも端午の節句の2~3週間前ぐらいまでには、兜を出すのが安心ですね!
兜を取り扱うときに注意することとは?!
桐の箱に入っていて、紙で巻かれていて、見るからに取扱い注意的な感じの兜です。
飾るときには、どんなことに注意したらいいのでしょうか!?
※直射日光には重点注意!
部屋の中で、日当りのいい場所に置いてしまうと、布の部分の変色につながります!
春のお彼岸過ぎから飾るのであれば、ひと月以上出すので油断できない話ですね!
兜を設置する場所を決めてから組み立てること!
組み立ててからの移動はちょっと大変です。
というか、破損などの危険があるので設置場所を決めるのが最初の最初です。
また、兜は金属でできているので、わりと小ぶりなサイズの兜でもかなり重いです。
兜を運ぶ途中で部品が落下して、お子さんに当たるとケガのもとになりますから!
兜の設置場所を先に決定してくださいね!
兜だけじゃない!!弓と剣は左右のどっちがいいんでしょうか!?
向かって左が弓、右が剣となります!
兜を仕舞う時はキレイに清掃してからがベスト!
3週間ほど兜一式を出しっぱなしにしていると、触ってしまった時の指紋や汚れがついています。
汚れが付いたままで保管すると、次の年になって広げてみたら錆びて色が変わっている場合があります。
後悔先に立たずとならないように、収納前に清掃が良いでしょう!!
兜は、簡単に買い替えるものではないので、長持ちできるように気を配りましょうね。
しまうときは、ホコリをはらい、金属部分を柔らかい布でふいてからしまいましょう!
そういう意味では、手袋をして片付けるのが良いでしょう!
金属の部分は、薄い紙でくるんでから箱に入れると、キズ防止になるのでさらに良いでしょう!
兜は、勇ましい見た目とは裏腹に、けっこうデリケートなんですね。
思春期の男子のようですよね(苦笑)
兜はいつしまうのが良いでしょうか!?
ひな人形だと、ひな祭りが終わったらすぐに片付けないと娘が嫁に行き遅れる!!
なんて、脅かしのような言い伝えがありますよね。
兜の場合はどうなんでしょうか!?
結論から言うと、五月人形を含めて兜については、とくに急いで片付ける理由は無いんです。
一年中出しているお家もあるようです。
もし、端午の節句という節目を、きちんとケジメ付けたいのであれば、5月中には片付けたほうがいいですよね!
小さい子供は兜に興味があるので、絶対触りまくりますよね!
テレビ番組やゲームの影響で、弓やら剣やらで遊びますよね!!
それを気にして、手の届かない高い場所に飾っておくのも、地震がもし起きたときには、兜が落下して危険なので、片付けるのが良いですよね。
兜のお下がりはいいんですか?
兜も結構な値段もするし、大切にしてきた兜をずっと親子代々引き継いでいきたい!という想いもあるかと思います。
そこで問題となるのが、お下がりはありなのか、無しなのか!?という点です。
ポイントは、五月人形はその子の厄を引き受けてくれる飾りだということ。
つまりパパや兄弟の病や災いを代わりに引き受けてきた飾りを違う子に使うということは、「厄を引き継ぐ」ことになるんです!!
大切にしてきた兜をずっと親子代々引き継いでいきたい!と思っていた方にはかなりショックな話だと思いますが、厄を身代わりとなって受けてくれる存在だとすると1人に1つ用意した方がいいよねということになりますね。
ただ飾って健やかな成長を願うというだけではなく、五月人形にはそんな意味もあるんですね。
地域によっては、成人した後に身代わりの厄を受けてくれた五月人形をお寺に収めて供養してもらうというところもあるくらいです。
でもせっかくの大切にしてきた五月人形ですから、成人後も長く大切に保管しているご家庭も多いのではないでしょうか?
結果的に五月人形は1人に1つがいいということなので、パパの兜がある場合は一緒に飾るというのもありだと思います。
もしくはパパの実家でパパの兜は飾ってもらい、自宅では息子の兜を新しく飾ってあげるという方法も良いでしょう!
なので、五月人形そのものを引き継いでいくというよりは、「飾るその行事を引き継いでいく」という意識がいいのかもしれません。
とはいっても五月人形は高いし、マンションやアパートで飾るスペースもないし、二男や三男だから長男のがあるからいいやという場合には、コンパクトな小さいサイズの兜も最近ではたくさん発売されているので、そういうタイプを選ぶといいかもしれませんね!
兜を飾る時期はいつが良いのかまとめ
兜は春のお彼岸を過ぎたあたりが良く、片付けは、雛人形と違って出しっぱなしでもいいです(苦笑)
でも、季節の変わり目や区切りをしっかりと付けたいとするならば、きれいに清掃してお片づけが良いでしょう。
お子さん一緒にすると教育の為にも良いでしょう!!