エアコンのカビ掃除を自分でやる方法のまとめ
エアコンの掃除って大変そうだったけど、自分でやってみると意外と簡単だった!
エアコンが活躍する夏と冬。
今回は、冷房を使う夏前に僕が体験したことをまとめてますが、冬の暖房の前にもぜひどうぞ。
さて、気温も上がって徐々に湿度も高くなってきた5月下旬。
暑くなってきたので冷房しようと久しぶりにエアコンのスイッチをつけてみると、いや?な匂いが…。
マジでくせぇ。すっぱい匂いが部屋中に…。なんだこの臭い匂いは…カビか?
去年はカーエアコン用の消臭剤を使ってちょっとだけ対応しましたが、今年はさらに臭いがきつくなってたのでもう我慢の限界。
エアコンの内部がどうなってるのか、改めて確認してみると、目を覆いたくなるほどの惨状がそこに…。
エアコンの中を確認してみる
一般的には、6~9畳用のコンパクトタイプのエアコンを使っていると思います。
エアフィルターはこまめに洗ってましたが、本格的な掃除は一度もなし。

ちょっとずつ匂いが出てきて、くせーなーと思いながらも使い続けていませんか?
わりとエアコンのエアフィルターを見てもほとんどホコリはついてない。
吹出口はどうなっているのかと見てみると…
そう、実は、エアコンの吹出口に大量のカビが付いているんですね!!
吹出口にある上下風向ルーバーや左右風向ルーバーもカビだらけ。
さらにその奥にある黒いファンにも汚れがたくさん付いてました。
5年間以上も放置すると、エアコンって汚れるんだよね。
ひどい汚れだよね。
今までこれだけのカビを吸い込んでたんだと思うと、ちょっと恐ろしくなりませんか?
エアコンのカバーを取り外してみたアルミのフィンの部分はそんなに汚れはひどくなかったです。
だいたい、どのエアコンも同じような構造になってますのでyoutubeなどを参考にすると自分でエアコン掃除できそうですよ。
エアコン下部のネジを外してカバーを外し、上下風向ルーバーは湾曲させながら取り外します。
これができなければエアコンの掃除はできないで、いろいろ準備する前に、必ず確認するようにしてください。
うまくカバーを取り外すことができました。
取り外したカバーや上下風向ルーバーにもカビが付いてたので、きれいに洗っておきます。
エアコンのカビ清掃に必要なもの
それでは、エアコン掃除するために用意したものをまとめます。
1、アース製薬 エアコン洗浄スプレー防カビプラス 無香性
2、ワイズ 注ぎ口洗い 4本セット
3、オレンジクリーナー(100円ショップにて購入)
4、ウォーターカラースプレー(100円ショップにて購入)
5、仮止め用養生テープ(100円ショップにて購入)
6、ミニバイクカバー 約205×125cm 防水仕様(100円ショップにて購入)
7、ゴミ袋です。
8、マスクやゴム手袋も
9、雑巾
1. エアコン洗浄スプレーは、オレンジクリーナーで洗浄した後の仕上げとして使います。
Amazonではこういうスプレー(エアコン内部クリーナーシュ!シュ!)も人気です。
2. 注ぎ口洗いは棒状の先にブラシが付いたもの。
吹出し口の奥までゴシゴシと洗うことができます。こういうのでもOKです。
3. オレンジクリーナーは洗浄液です。泡が汚れを包み込んで落とすタイプのもの。
付着したカビやホコリを洗うために使います。
アルミのフィン部分にも使うのでアルミを痛めないよう、必ずアルミで使える洗浄液を選んでください。
中性洗剤でも代用可能です。
4. ウォーターカラースプレーには水を入れておきます。
洗浄液とブラシで洗った後に水を吹きかけて洗い流すために使います。
すすぎ用ですね。
がっつりすすぎたいなら蓄圧式噴霧器もおすすめ。
5. 仮止め用養生テープは、洗浄液や水で室内を汚さないよう、エアコンの下に6の.ミニバイクカバーを設置するのに使います。
6. ミニバイクカバーはエアコンの下に取り付けて使います。
汚れ防止です。
大きなゴミ袋などでも代用は可能です。
自作に自信がないなら、壁掛用 エアコン洗浄カバーも売られてるので、こういうのを利用するのもいいですね。
7. ゴミ袋はカバーを取り外したエアコンの右側、電装部分を洗浄液や水から保護するために使います。
洗浄カバーとか便利なアイテムがあればもっと早くなりますね。
エアコンのカビ掃除方法と手順
まずは部屋が汚れないようにエアコンを養生します。
養生テープとミニバイクカバーを使ってエアコンを養生します。
エアコンに洗浄液や水を吹きかけるので、それを考慮して養生していきます。
ミニバイクカバーは切らずに、エアコンの下をすっぽりとカバーできるように養生しました。
養生テープとミニバイクカバーを使ってエアコンを養生する
エアコンの左側、右側、そして下にも養生テープを使って貼り付けます。
洗浄時には洗浄剤や水がカバーの中に落ちるので、多少重みが発生します。
その時に養生テープがはがれないよう、しっかりと貼っておきます。
エアコンの右側にある電装部も濡れないようにゴミ袋で覆いました。
エアコンを養生した結果、アルミのフィンや吹き出し口に洗浄剤や水を吹きかけてもう安心。
すべてミニバイクカバーに落ちるようになりました。
ここまでやれば、あとは思う存分洗浄できます。
天井や壁が気になるので、そこにもゴミ袋などで養生します。
あとはどんどん洗っていくだけ。
まずは、洗浄液 → ブラシ → 洗浄液 → ブラシ を繰り返し、キレイになったら水ですすぎます。
エアコンにオレンジクリーナーを吹きかける
オレンジクリーナー(洗浄液)をアルミのフィン部分と吹出し口、さらに吹き出し口の奥にあるファンに吹きかけまくります。
エアコンをブラシで洗浄
吹き出し口は棒状のブラシでゴシゴシと洗います。
奥のファンも回転させながら目立つ汚れを落としていきます。
そんなに汚れが目立たなかったアルミのフィン部分は洗浄液をかけて放置。
ここは、仕上げにエアコン洗浄スプレーを使うので特にブラシでこすったりはしませんでした。
エアコンを水ですすぐ
ある程度ブラシでカビが取れたら、ウォーターカラースプレーで水を吹きかけていきます。
洗浄液が結構ヌルヌルしてたので、ある程度取れるまで吹きかけました。
その結果、あんなにカビだらけだった吹き出し口がこんなにキレイに!
最後の仕上げはエアコン洗浄スプレー
エアコン掃除の仕上げにエアコン洗浄スプレーを使う。
アルミのフィン部分にまんべんなく吹きかけます。
泡がシュワーっと音を立てて洗浄してくれます。
エアコンのファンにもエアコン洗浄スプレーを吹きかけます。
今回のエアコンは6?9畳用のスタンダードタイプでしたが、1本で十分足りました。
10分間ほど放置して泡がなくなれば終了。
余分な水分は雑巾を使って拭きあげておきました。
エアコンカバーを取り付ける
あとは、取り外した時と逆の手順でエアコンのカバーと上下風向ルーバーを取り付けます。
エアコン清掃完了
カビがキレイに取れました!
匂いも全くありません!
どうやら、カビ防止の機構が今のエアコンには付いているようです。
エアコンのマニュアルを一読してください。
内部クリーンとか言われるものです。
冷房や除湿運転では、室内の冷やされた空気とエアコン内部に温度差が生じることで結露が発生。
結露をそのままにしておくとカビが発生しやすくなります。
内部乾燥運転を使うと、冷房や除湿運転の停止後に上下風向ルーバーを閉じたまま、送風→暖房→送風を行うことで、結露を乾燥させカビの発生を抑制することができます。
最長90分間運転後、自動で停止します。
この機能、うちのエアコンはお買い上げ時の設定が「無」になってた…。
6年間も結露を完全放置させてたので、カビがたっぷり発生するのも当然かと。
カビの原因がはっきりと分かったので一安心。
すぐに設定を「有」に切り替えておきました。
毎回、冷房や除湿運転後に勝手にやってくれるので、快適にエアコンを使い続けるためにも設定しておきましょう。
エアコンカビ清掃まとめ
最近のエアコンにはエアコンの機能でカビ対策機構が付いています。
なので、必ずエアコン購入後は手順書を一読して必ずその機能を使うようにしてください。
何年か後に痛い目にあいますよ!!