毎年話題になる、五月病!!
五月病って笑ってしまうかもしれませんが、五月病になったかたは本気で大変な状態です。
まじめに五月病の症状からまとめて行きます。
しっかりと付いてきてくださいね!!
五月病の症状って何?!
五月病の症状は下記のものが該当します。

1、夜眠れない、朝起きられない などの睡眠障害
2、免疫力の低下によって風邪をひきやすくなる
3、頭痛
4、食欲不振
5、めまい、動悸
6、会社へ行きたくなくなる
7、イライラする
8、焦りや不安を感じる
9、何をするにも面倒くさくなる
10、周りのことへの興味や関心がなくなる
いつもならこんな症状にならないとか、気にならないとかひとそれぞれ違った感覚に陥ります。
どうして五月病になってしまうのか!?
5月というタイミングから、環境変化と大きく関係してくるのがわかります。
なぜ環境が変化することで五月病にかかってしまうのでしょう?!
環境が変わると人間は自分でも気付かないうちに、肉体的とか精神的な疲労を溜め込んでしまうことがあるということです。
4月に自分では知らず知らずのうちに抱えていたストレスが、ゴールデンウィークで緊張の糸が切れることで一気に爆発するんですね。
それにより、五月病の症状が起きてしまうといわれています。
これまでは五月病にかかる人の特徴として「責任感が強い」「几帳面」「完璧主義」「忍耐力が強い」「理想を掲げている」などが挙げられてきましたが、近年ではこれらに当てはまらない人でも発症していま
す。
環境の変化をストレスに感じる人は非常に多いのです。
「自分は関係ない」と思うのではなく、「自分もかかってしまう可能性がある」ということを認識しておいたほうが良いんです。
五月病にならないために気をつけたいこと!!
誰にでも発症の可能性がある五月病ですが、予防するためには何をすればいいのでしょうか。
予防のために心がけたいポイントを3つご紹介します。
1、ストレスを溜めないようにする。
環境が変わると、人は無意識のうちに適応しようとします。普段なら反論するようなことでも、「まずは馴染まなきゃ…」という意識が働き、知らず知らずのうちに自分の意見を飲み込んでしまっているという
こともあるものです。もし「あれ?」と思ったら、きちんと発信する。発信しづらければメモなどにとっておいて、家族や友人に聞いてもらうようにしましょう。
2、張り切り過ぎないようにする。
転職したり、異動したりすると、「早く活躍しなければ…!」と肩に力が入ってしまいがちです。スタートダッシュは大切ですが、飛ばしすぎるとガス欠してしまいます。上司とコミュニケーションをとり、いつまで
にどのくらいの成果を残していけばいいのかをきちんと計画するようにしましょう。
3、ゴールデンウィークの過ごし方に気をつける。
仕事を忘れてリラックスする時間を過ごすことと並行して、生活のバイオリズムを崩さない(徹夜で遊ばない、“寝だめ”しない など)ようにすることが大切です。
「もしかして、五月病かも…?」と思ったら。
いくら気をつけていてもかかってしまう可能性がある五月病。もし発症してしまったら、どうすればいいのでしょうか。
五月病の対処方法とは?!
まずは予防法でもご紹介した「ストレスを溜めない」、「張り切り過ぎない」を実践するということが大切です。
具体的には、「残業しない」、「早寝早起きを実践する」、「バランスのいい食事をとる」などですね。
調子が出ないのであれば、自分に負荷をかけないということが大切です。
それでも回復しなければ、無理をせずに病院へ行きましょう。
神経科や心療内科などへ行き、専門医のアドバイスを受けることが大切です。
症状が悪化してしまえば、より深刻なうつ病になりかねません。
時間はかかるかもしれませんが、気長に付き合っていくようにしたいですね。
1つ1つまとめてみましょう!!
1、コミュニケーションでストレスを軽減する
職場の同僚や同期、家族や友人などとのコミュニケーションの機会を大切にしてください。
信頼できる相手に悩みを話すだけでもストレスは軽減されます。
他人と話すのはおっくうなことでもあるのですが、ストレスと処理能力のバランスについて考えてみるとき、他人とのコミュニケーションは悩みを分かち合うことでキャパシティを広げる行為に当たるのではな
いか、と思いました。
2、食生活の栄養バランスを意識する
食べもので治るなら誰も悩みはしない、と斜に構えていた時期が僕にもありましたが、人間の身体が食べたものでできているからには、どんなものを食べるかというのは非常に重要な問題になります。
例えば、脳内の神経伝達物質であり、感情をコントロールするホルモンのセロトニンは、動物性タンパク質のトリプトファンを原料に合成され、偏った食事では脳への取り込みが阻害されます。
栄養バランスの重要性がわかりますね。
3、質の良い睡眠を確保する
睡眠は心と身体の回復に重要な役割を果たします。
睡眠の質を上げるために「起床/就寝の生活リズムを整える」「夕食は就寝2時間前まで、入浴は1時間前まで」「寝る前にテレビやパソコンを見ない」などの生活習慣を身につけましょう。
また、最新の研究では、GWに「寝だめ」などいつもと違う睡眠サイクルになることで、睡眠リズムが崩れることが五月病の原因だとする説もあるくらいです。
4、オフの日は仕事を忘れてリラックスする
オフの日は自分の好きなことに時間を費やし、仕事のことは忘れたほうがいいようです。
なんとも耳が痛いですね。
体を動かす、読書をする、映画を見る、料理、アロマ、ヨガ etc.いろいろあると思うので、ぜひ自分が好きなことをして、オフの日はリラックスをするようにしましょう。
このとき、前述したセロトニンも分泌されやすくなります。
五月病の対処法を試してみても、心身の不調がなかなか治らない場合や、睡眠を十分にとっているのに悩みや疲れが消えない状態が1ヵ月以上続く場合は、適応障害が軽度のうつ病に移行している可
能性があります。
仕事や勉強、家事などにやる気がなくなるだけではなく、好きな趣味など、以前は興味があったものにも関心がなくなったりする場合は要注意なので、早めの受診も視野に入れましょう!!
五月病者への配慮
もし自分は大丈夫だとしても、周囲には五月病になっているのに気付いていない人がいるかもしれません。
「ゴールデンウィーク以降様子がおかしい」と思ったら、積極的に声をかけるなどして、ストレスをリリースできるようにサポートしたいですね。
五月病の原因と対策まとめ
たかが五月病と考えずにしっかりと対処すれば、重症化せずにすみます。
また、五月病の症状が出ている方が近くにいたならコミュニケーションをとって、五月病を悪化させないように対応してあげましょう!!