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あせもの治し方?!大人の場合はどうするの?!

あせも

汗をたくさんかく季節になると、大人でもあせもが出てきます。

かゆみがつらくてイライラする事になり、集中力が低下します。

そんな大人あせも対策をまとめてみます!

あせもってなに?あせもじゃないときもある?!

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あせもとは、正しくは汗疹(かんしん)といいます。
発汗によってお肌に小さな水ぶくれや皮膚の隆起(丘疹(きゅうしん))ができる、皮膚疾患の一種です。


大人の場合のあせもは、首周り、胸、背中、腕の内側、お腹などに症状が現れやすいです。

大人あせもはどんな症状がでるの?

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あせもには、実は大きく分けて3種類あります。

1、水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
1~3mm程度の小さな水疱ができますが、かゆみ、赤みといった症状は見られず、自覚症状のない場合も多くあります。
皮膚の浅い部分でおこっており、放置しても自然に完治する場合がほとんどです。

2、紅色汗疹(こうしょくかんしん)
日本人のあせもの中で最も多いのがこのタイプです。
赤みのあるブツブツした炎症がおこり、かゆみがでます。
ひどいときには痛みを感じ、汗をかくと患部がピリピリすることもあります。

3、深在性汗疹(しんざいせいかんしん)
肌色もしくは青白色っぽい発疹が多発し、大きく平らな形状の湿疹が現れます。
皮膚の深部でおこっており、もっとも重症です。
熱帯や亜熱帯で多く発症し、日本ではレアケースです。

大人あせもの原因はなに?

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ひと口にあせもといっても、大きく3種類ありますが、3つのなかで、一般にあせもというと、2番目の「紅色汗疹」のことになります。

◆あせもって、なにが原因でおこるのでしょうか?

大ざっぱに言うとあせもは、皮膚内部の、本来なら通らないはずの部分に汗が漏れ出し、炎症をおこしたものです。
漢字で「汗疹」と書くくらいですから、まさに汗が原因なんですね。

もう少し突っ込んでお話しますと、次のようなことが引き金になっています。

◆多汗
汗の発生源である汗腺と、汗の出口である汗口とを結ぶ部分を汗管(かんかん)と呼びます。

たくさん汗をかくと、この汗管が汗を処理しきれなくなり、詰まりをおこしてしまいます。

詰りによって肌表面に流出できなくなった汗は行き場をなくし、皮膚の内部に染み出し、周りの組織にあふれ出てしまいます。

周辺組織は汗を処理するようにはできていないため、皮膚内部に炎症をおこしてかゆみや湿疹を引き起こしてしまうのです。

◆高温多湿による蒸れ
大量に汗をかいたわけではなくても、あせもがおこるケースがあります。

肘裏や膝裏、頭皮など蒸れやすい箇所は、汗の流出がスムーズにいかず汗管が詰りをおこす場合があります。

これによってあせもが発症するのです。

包帯や絆創膏をしていたり、通気性の悪い服を着ている場合にも蒸れて汗管が詰まりやすくなります。

◆汗腺密度

汗腺の密度が高いとあせもがおきやすくなります。

汗の量が集中し、汗管詰りになりやすいからです。

能動汗腺(実際に機能している汗腺)の数は3歳頃までに決まると言われています。

子供は肌の表面積が大人より小さいのに能動汗腺の数は変わらないため、より集中的に汗をかきます。

赤ちゃんや子供にあせもが多いのもこのためです。

◆皮膚のバリア機能低下
お肌のバリア機能が低下している場合、ちょっとしたことで炎症がおきやすくなります。

汗管自体はほとんど詰まっていなくても、あせもが出やすいのです。

乾燥肌や敏感肌、アトピー性皮膚炎の人は、バリア機能が弱くなりやすいので要注意。

赤ちゃんは大人よりバリア機能が未熟なため、この点からも子供はあせもになりやすいのです。

◆皮脂量
皮脂量もあせもに関係してきます。

オイリー肌で皮脂量が多いと汗腺に脂汚れが詰まってしまい、汗詰りを起こしやすくなります。

かといって必要以上に皮脂を洗い流そうとすると、肌表面にダメージがかかったり、お肌に必要な常在菌が減り過ぎたりして、今度は逆にお肌のバリア機能が低下してしまいます。

これでは炎症が起こりやすく、あせもにもなりやすくなってしまいます。

あせもになってしまった場合の治し方は?

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大人あせもの治し方をみていきましょう。

●かきむしらない
かゆいあせも。

かいちゃダメっていうけど、結構キツいですよね?

でも本当にかいちゃダメなんです!

かいてしまうと、もっとヒドい感染症の原因になってしまいます。

かきこわした箇所から黄色ブドウ球菌が感染して「あせものより」と呼ばれるおできができてしまったり、水疱がつぶれることにより他の場所に患部が広がる「とびひ」に悪化してしまうのです。

かくことによって「サイトカイン」という、かゆみ増幅物質が発生するのも見過ごせません。

ますますかゆみがひどくなり、もっとかきむしりたくなります。

お肌はどんどん荒れていきますので、あせもの重症化が進みます。

「イッチ・スクラッチサイクル」と呼ばれる、かゆみの負の連鎖にはまり込んでしまうのです。

こうなってしまうとダメージは大きくなり、完治までの時間もかかります。
これらの方は皮膚科を受診する必要があります。

爪を短く切っておくというのも、ついつい患部に手をやってしまった時に、少しでも負担を軽減できる予防策といえるでしょう。

●清潔にする

あせものときは炎症が起こっているわけですから、なるべくお肌を清潔に保っておくのが鉄則です。

雑菌が増えれば増えるほど炎症も悪化してしまいます。

汗をかいたらすぐにタオルなどで軽くふき取りましょう。

濡れタオルの方が汚れを効果的に除去できるのでおすすめです。

ただし強くこすり過ぎるとお肌にダメージがかかり、細菌感染の原因に。

トントンと押さえるようにやさしくふき取りましょう。

汗をたくさんかいた場合には、可能であれば下着なども含めて着替えをしましょう。

帰宅したらすぐにシャワーでキレイに汗を流し、お肌の清潔を保つのも肝心です。

●注意したいのがベビーパウダー。

「あせもにはベビーパウダーがよい」という印象を持っている方も多いでしょう。

けれど実はベビーパウダーは、あせも予防には有効ですが、すでになってしまっている場合には逆効果です。

パウダー分が汗口を塞いでしまい、かえって症状が悪化してしまうケースもあります。

あせもが治るまではベビーパウダーの使用は控えてください。

大人あせもには市販薬や処方薬を使用する

あせもにはかゆみ止め効果のある外用薬を使用して、なるべく短期間で集中的に治療するのがおすすめです。

長引けば長引くほどかゆみと闘うストレスが増え、かきこわすリスクも高くなるからです。

短期間で治すにはステロイド系の外用剤が効果的です。

ステロイド剤は副腎皮質ホルモンとも呼ばれます。

免疫を抑制する効果があり、これが局所のアレルギー反応をおさえます。

ステロイド剤は必要以上に強力なものを長期連用すると、細胞の増殖をもおさえてしまうため、皮膚が薄くなるといった副作用がみられます。

副作用が怖いと思う人もいるでしょう。

けれど使用部位と患部の症状にあった強さ・剤形のものを、用法・用量を守って使用すれば、感染症で悪化するよりはよほど低リスクといえます。

ステロイド剤の使用は患部にピンポイントで、1週間以内にとどめます。

湿疹や皮膚炎の治療では、弱いレベルのものから徐々に使っていくのではなく、症状に対して最初から十分な効力をもつ強さのものを選ぶのが定石です。

その方が治りが早く、悪化や慢性化も防げるのです。

ステロイド外用剤ですが、市販薬では「強い・普通・弱い」の3種類のランクに分かれています。

素人では判断が難しいですから、市販薬を購入する際は薬剤師さんに相談しましょう。

一方、処方薬では5種類のランクがあります。

市販薬でご紹介した「強い・普通・弱い」の上に、「最も強い・非常に強い」の2つのランクが加わります。

一般的には軟膏タイプが多いステロイド剤ですが、処方薬ではクリーム状のものやローションタイプ、スプレータイプ、ジェルタイプのものもあり、それぞれ症状や患部に対する向き不向きがあります。

症状が重い場合や、外用薬が塗りにくい部分に発症している場合、その他にも懸念事項がある場合には、医療機関を受診した方が賢明です。

大人あせもには消炎作用のあるローションを使用する

どうしても薬を使いたくないという人がいるかもしれません。

そういった方は保湿効果と消炎作用のあるローションやジェルを使用するとよいでしょう。

近年ユースキンが発売した「薬用あせもジェル」は医薬部外品で、炎症を鎮めかゆみを抑えるグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。

古くから民間療法で親しまれている「桃の葉ローション」の「桃の葉」にも、抗炎症作用、刺激緩和作用、抗菌作用があるとされています。

なかには、グリチルリチン酸ジカリウムが配合され、消炎効果がより強化された桃の葉ローションも販売されています。

大人あせもにはエアコンを利用して就寝する

「体に悪いから」「節電したいから」という理由で、真夏にエアコンを切って寝る人もいるでしょう。

けれどエアコンを切っていると部屋の気温も湿度も上がり、大量に汗をかきます。

これではあせもが悪化し、ますますかゆみが増します。

無意識のうちに患部をかき、細菌感染するなど症状の進行につながります。

あせもが治るまでは、エアコンを使って涼しい環境で寝るよう、工夫しましょう。

大人あせもには香辛料のきいた食事やアルコールは控える

香辛料のきいた食べ物やアルコールは体温をあげ、発汗をすすめます。

血行が良くなるとかゆみが増しますし、汗はあせもの症状を悪化させます。

あせもが治るまでは、なるべく刺激の強い食事やお酒は控えましょう。

大人あせもには熱い湯船には浸からない

熱い湯船につかるのも、あせもにはよくありません。

体温があがってかゆみが増すからです。

あせもが治るまでは、ぬるめのお湯につかるか、シャワーで済ませましょう。

あせもがかゆいと、体を洗う時につい強くこすってしまいがちです。

これはお肌のダメージを増やし、あせもの悪化につながる行為です。

絶対にやめましょう。

入浴中にどうしてもかゆくなってしまったら、患部に水をかけるとかゆみが和らぎます。

大人あせものまとめ

おとなであっても、あせもはとてもつらい症状です。

毎日の食事の状況や生活環境でかなり、あせもは緩和します。

もしかしたら、あなたの生活環境、状況にたいする警告かもしれません。

この機会に、生活環境を見直しては?!いかがでしょうか?

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