「100均で盛り塩の型を買ってきて、いざ作ろうとしたら…サラサラと崩れて全く形にならない!」
「雪崩のように崩れた塩を見て、自分には才能がないのかと落ち込んだ」
そんな経験はありませんか? 実はこれ、盛り塩初心者が必ず通る道です。私も最初は、キッチンにあった赤いキャップの食卓塩を使って見事に失敗しました。
でも、安心してください。固まらないのはあなたの手先が不器用だからでも、神様に拒否されているからでもありません。単に「塩の水分不足」が原因です。
この記事では、なぜ手持ちの塩では固まらないのかという理由と、今あるサラサラの塩をカチカチの盛り塩に変身させる「水分の魔法」、そして次回買うべき正しい塩の選び方をご紹介します。これを読めば、今日から美しい円錐形が作れるようになりますよ。
原因:その塩、「サラサラ」していませんか?
盛り塩が固まらない最大の原因は、使っている塩の種類にあります。
NGな塩:「精製塩」や「焼き塩」
キッチンにある一般的な「食卓塩(精製塩)」や、サラサラした「焼き塩」は、湿気で固まらないように加工されています。水分が極限まで飛ばされているため、砂時計の砂のようにサラサラしており、いくらギュウギュウに押し固めても、型から外した瞬間に崩れてしまいます。
OKな塩:「粗塩(あらじお)」
一方、盛り塩に適しているのは、海水に含まれる「にがり(マグネシウム)」などのミネラル分が残っている「粗塩(天然塩)」です。
にがりには空気中の水分を引き寄せる性質があるため、触ると少ししっとりしています。この湿り気が接着剤の役割を果たし、きれいな形をキープしてくれるのです。
今ある塩を捨てないで!「霧吹き」で固める裏技
「えっ、もうサラサラの塩を大袋で買っちゃったよ…」という方も、捨てなくて大丈夫です。水分が足りないなら、足してあげればいいのです。
魔法のアイテム「霧吹き」を用意する
手順はとても簡単です。
- ボウルや小皿に、盛り塩に使いたい分の塩を出します。
- 霧吹きで「シュッ」と一回だけ水を吹きかけます。(なければ指先を濡らして、数滴垂らすだけでもOK)
- スプーンや指で全体をよく混ぜ、水分を馴染ませます。
- 「雪玉が作れそうな湿り気」になったら準備完了です。
これだけで、サラサラだった食卓塩が、嘘のように扱いやすい塩に生まれ変わります。あとは型にギュッと詰めて、お皿の上でひっくり返すだけ。驚くほどきれいに固まりますよ。
⚠️注意点
水を入れすぎるとドロドロに溶けてしまうので、「少し足りないかな?」くらいで止めるのがコツです。
次回からはコレを買おう!失敗しない塩の選び方
毎回水を足すのが面倒なら、最初から固まりやすい塩を選びましょう。スーパーで買う時のチェックポイントは2つです。
1. パッケージ裏の「工程」を見る
パッケージの裏面には、製造工程が書かれています。
ここに「天日、平釜」と書かれているものは、昔ながらの製法で作られた粗塩であることが多く、しっとりしています。
逆に「イオン膜、立釜、乾燥」と書かれているものは、サラサラ系が多いので盛り塩には不向きです。
2. 袋の上から触って確かめる
一番確実なのは、袋の上から指で押してみることです。
グッと押した時に、塩同士がくっついて固まる感触があるもの(「雪」のような感触)を選びましょう。「伯方の塩」や「赤穂の天塩」などの有名な粗塩なら、まず間違いありません。
まとめ:理屈が分かれば、盛り塩は簡単!
盛り塩が崩れるのは、スピリチュアルな現象ではなく、単なる物理現象です。
- 固まらないのは「水分」が足りないから。
- サラサラの塩には、霧吹きで少し水を足せばOK。
- 次はスーパーで「しっとりした粗塩」を選ぼう。
きれいな八角形や円錐形の盛り塩ができると、それだけですごく達成感がありますし、部屋の空気がピシッと引き締まります。
ぜひ「水足しテクニック」を使って、美しい盛り塩作りにチャレンジしてみてくださいね。