「浴室の床の冷たさや汚れが気になる…」
「ユニットバス全体を交換するのは大掛かりだし費用も心配…」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?実は、浴室の床だけを部分的にリフォームすることで、コストを抑えつつ快適なバスルームを手に入れることが可能です。この記事では、代表的な3つの工法とそれぞれの費用相場、メリット・デメリットを徹底比較します。
浴室の床だけをリフォームするメリットとは?
床だけをリフォームすることには、ユニットバス全体の交換にはない多くのメリットがあります。
- 費用の削減:ユニットバス全体の交換に比べ、費用を1/3以下に抑えられることも。
- 工期の短縮:最短1日〜2日で完了するため、お風呂が使えない期間が短い。
- ピンポイントな悩み解決:「床が滑る」「冷たい」「掃除がしにくい」といった床に関する悩みを集中的に解決できる。
【工法別】浴室の床リフォームの種類と費用相場
どの工法を選ぶかによって、費用や仕上がりが大きく異なります。それぞれの特徴を理解し、ご自宅の状況と予算に合ったものを選びましょう。
工法 | 費用相場 | 工期の目安 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
浴室用シートを貼る | 5万円~10万円 | 1日~2日 | クッション性があり、温かく滑りにくい。デザインが豊富。 |
タイルを張り替える | 8万円~15万円 | 3日~5日 | 耐久性が高く、高級感がある。デザインの自由度が高い。 |
浴室用塗料を塗る | 3万円~7万円 | 2日~3日 | 最も安価。既存の床を活かせるが、耐久性は他に劣る。 |
工法1:浴室用シートを貼る(上貼り工法)
現在の床の上から、専用の防水シートを貼る方法です。現在のリフォームで最も主流な工法で、クッション性がありヒヤッとしにくく、滑り止め加工が施された製品も多いため、安全性も向上します。
工法2:タイルを張り替える
既存のタイルを剥がし、新しいタイルに張り替える方法です。デザイン性が高く、耐久性に優れているのが魅力ですが、解体作業が伴うため工期が長くなり、費用も高くなる傾向があります。
工法3:浴室用塗料を塗る
既存の床の上から専用の塗料を塗る方法です。最も手軽で安価ですが、他の工法に比べて耐久性が低く、数年で剥がれてくる可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要になります。
【挑戦したい人向け】DIYで床用シートを貼る手順とコツ
費用をさらに抑えたい場合、床用シートのDIYも選択肢の一つです。ただし、防水処理が非常に重要となるため、慎重な作業が求められます。
- 下地処理:床を徹底的に洗浄し、完全に乾燥させます。カビや汚れが残っていると接着不良の原因になります。
- 採寸とカット:排水口周りなど、複雑な形状に合わせてシートを正確にカットします。
- 接着と圧着:専用の接着剤を塗り、空気が入らないようにシートを慎重に貼り付け、ローラーなどで圧着します。
- コーキング処理:床と壁の境目や排水口周りを、防水用のコーキング剤で隙間なく埋めます。
床のリフォームで防げる他のトラブル
床材の劣化は、見た目だけでなく防水性能の低下にも繋がります。放置すると、階下への水漏れなど、より大きなトラブルに発展する可能性も。お風呂場だけでなく、他の水回りでのトラブルも事前にチェックしておくと安心です。
水漏れの対処法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 【落ち着いて!】トイレの床から水漏れ?考えられる原因と対処法を完全ガイド
失敗しないリフォーム業者の選び方
信頼できる業者を選ぶことが、リフォーム成功の鍵です。
- 相見積もりを取る:必ず2〜3社から見積もりを取り、費用と提案内容を比較検討しましょう。
- 施工実績を確認する:浴室リフォームの実績が豊富な業者を選びましょう。過去の施工例を見せてもらうのがおすすめです。
- 保証内容を確認する:万が一の不具合に備え、アフターサービスや保証が充実しているかを確認しましょう。
まとめ
浴室の床だけのリフォームは、費用を抑えながらバスルームの快適性を大きく向上させる効果的な方法です。主流の「浴室用シート」なら5万円~10万円程度で施工可能です。DIYも可能ですが、防水処理のリスクを考えると、水回りの実績が豊富なプロの業者に依頼するのが安心です。まずは複数の業者から見積もりを取り、ご自宅に最適なリフォームプランを見つけてください。