部屋の隅で感じる「なんだか窮屈」な違和感
平日の夜、仕事から帰ってソファに倒れ込んだとき、ふと部屋の隅にあるサンスベリアが目に入りました。購入したときはシュッとしていてスタイリッシュだったのに、今はなんだか鉢の中で葉っぱ同士がひしめき合って、窮屈そう。
「そろそろ植え替えないとダメかな」
そう思いながらも、日々の忙しさを理由に見て見ぬふりをしていました。でも、その鉢のパンパンな状態が、まるで「やるべきこと」で溢れかえっている自分の頭の中を映し出しているようで、なんとなく心がざわついたのです。
植物が根詰まりを起こして苦しそうなのと、私が余裕をなくして呼吸が浅くなっているのは、どこか似ている気がしました。この「なんだか窮屈」という違和感を解消することは、サンスベリアのためだけでなく、私自身が少し楽になるための儀式のようなものかもしれない。そう感じて、ようやく重い腰を上げることにしました。

サンスベリアの植え替え時期、私が「5月」を待った理由
思い立ったが吉日、と言いたいところですが、調べてみるとサンスベリアの植え替えには適した時期があることを知りました。それは、5月から9月の暖かい時期です。
以前の私なら「思いついた時に片付けないと気が済まない!」と、真冬でも強行突破していたかもしれません。でも、今回はあえて「待つ」ことにしました。
植物にも、人にも「休むべき時」がある
サンスベリアは寒さに弱く、冬の間は成長を止めて休眠しているそうです。そんな時に無理やり鉢から引き抜いて環境を変えるのは、人間で言えば、真夜中に叩き起こされて引っ越しをさせられるようなものかもしれません。
「今は動くべきじゃないんだな」
そう思うと、すぐに実行できないもどかしさよりも、「今は何もしなくていい」という安堵感の方が勝りました。自然のリズムに合わせて、暖かくなるのを待つ。この「待ち時間」さえも、焦っていた自分へのブレーキのように感じられました。
ちなみに、部屋の環境や「気」の流れを整えるという意味では、寝室の状態を見直すのも一つの方法だと以前読みました。植え替えを待つ間、まずは寝る場所から整えてみようかな、という方はこちらの記事も参考になるかもしれません。
【即実践】頭を向けて寝てはいけない方角の真実と不運リセット術
【実践】株分けは「手放す」練習だと思って
5月の連休、窓を開けると心地よい風が入ってくる朝。いよいよ植え替えを決行しました。今回は、鉢を大きくするのではなく、増えすぎた株を分けて元のサイズに収める「株分け」を行うことにしました。
準備は「最低限」でいい
用意したものはシンプルです。専門的な道具を揃えるとなると億劫になるので、家にあるものと、少しの買い足しで済ませました。
- 新しい観葉植物用の土(水はけの良いもの)
- 鉢底石
- 新聞紙(床の汚れ防止)
- 割り箸(土を突く用)
- マイクロファイバークロス(終わった後の掃除用)
特にクロスは、こぼれた土をサッと拭き取るのに便利でした。後片付けが楽だと分かっているだけで、作業へのハードルが下がります。
根をほぐす時間は、頭のデトックス
鉢からサンスベリアを抜いてみると、予想通り根がガチガチに回っていました。これを指で優しく、でも大胆にほぐしていきます。
「これ、要らないな」
「これは元気だから残そう」
絡まった根をほどき、古くなった根を取り除く作業は、無心になれました。不思議なことに、土いじりをしている間は仕事の悩みや将来の不安が頭から消えています。ただ目の前の「命」と向き合い、整える。
株分けをして、いくつかの小さな苗は手放しました。全部を抱え込む必要はない。今の自分の器(鉢)に収まる分だけを大切にすればいい。そんなふうに思えたのです。
作業が終わった後は、周りに飛び散った土をきれいに掃除します。仕上げにハンディワイパーで棚のホコリも一緒に払うと、部屋の空気が一段階澄んだように感じました。
植え替え後の変化。部屋と自分に生まれた「風の通り道」
植え替えを終えたサンスベリアは、一回りスリムになり、葉と葉の間に適度な隙間ができました。元の場所に戻すと、そこだけ「風の通り道」ができたように見えます。
視界のノイズが減ると、呼吸が深くなる
たった一鉢のことですが、視界に入る「窮屈さ」が消えたことで、部屋全体の印象が変わった気がしました。
「あ、なんかいいかも」
ソファに座って眺めた時、以前のような圧迫感がありません。視覚的な情報が整うと、自然と呼吸も深くなるようです。運気が上がったかどうかは分かりませんが、少なくとも私の機嫌は良くなりました。
整った空間で、好きなお香を焚いてみるのも至福の時間です。煙がスッと立ち上る様子を眺めていると、さらに心が落ち着いていくのを感じます。

夜のリラックスタイムが変わった
部屋の「気」のようなものが整ったおかげか、夜のリラックスタイムも以前より質が上がったように感じます。視界に入るものがスッキリしていると、余計なことを考えずに済むからかもしれません。
リラックスついでに、最近は寝具やクッションにも少しこだわり始めました。体を預ける場所が心地よいと、翌朝の目覚めも違ってくる気がします。
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植物も自分も、定期的な「リセット」が必要なのかもしれない
サンスベリアの植え替えを通して気づいたのは、植物も人間も、ずっと同じ器のままでは息苦しくなる時が来るということです。
成長することは素晴らしいけれど、時には立ち止まって、要らないものを手放したり、環境を整え直したりする「リセット」の時期が必要なのかもしれません。
もし今、部屋の観葉植物を見て「窮屈そうだな」と感じたら、それはあなた自身が「少し休んで整えたい」と思っているサインかもしれません。5月から9月の暖かい日に、土に触れてみるのはいかがでしょうか。完璧にやろうとしなくて大丈夫です。まずは一鉢、風を通してあげるだけで、きっと何かが変わった気がするはずです。