花粉症で咳が止まらないし痛みもあるのでどうにならないかな?
花粉症で咳が止まらない時に対処する方法は?
花粉症で目や鼻に続き、咳で苦しむ方がいます。
咳も出来る状況であればまだ良いのですが、咳が出来ない状況、例えば、受付などのお客さん相手の仕事や、会議中で急に咳き込むのもまずい状況もあります。
花粉症で咳が止まらない時に対処する方法はないものか?まとめてみました。
花粉症で咳が出る原因って何かな?
花粉症が原因になる咳の特徴
春のスギ花粉症は当然ですが、9月、10月はブタクサなどの秋の花粉症でも、咳が発症します。

これはスギ花粉やブタクサなどの花粉が鼻の粘膜フィルターをすり抜けて喉まで届いてしまうことが原因となっています。
咳やひどいときはかゆみを伴い、それらが花粉症の特徴です。
ところが、季節の変わり目で風邪と花粉症の区別がつかずに、間違った対処法をしていることもあります。
では、風邪と花粉症の症状の違いを見てみます。
花粉症の咳の特徴ってどんなの?
花粉症の咳の特徴は乾いた軽い咳であること。
いっぽうでは、風邪の咳は痰(たん)が絡んだような重い咳になります。
また、喉の症状で、花粉症が原因の症状の場合には、かゆみ、いがいがする違和感を感じます。
風邪の場合は、どちらかというと痛いと感じますね。
この症状をもとで1つの判断材料になるでしょう。
もう少し踏み込んでみます。
花粉症と風邪の症状の比較をしてみます。
咳や喉の症状以外でも花粉症と風邪を見分けるポイントがあります。
咳・・・・
花粉症・・コホンという乾いた軽い咳
風邪・・・・ゴホンという痰が絡んだような重い咳
喉・・・・
花粉症・・かゆみ
風邪・・・・痛み
鼻水・・
花粉症・・透明でサラサラな鼻水
風邪・・・・白色ないしは黄色の粘り気のある鼻水
くしゃみ・・
花粉症・・1日に何回もでる
風邪・・・・頻度はさほど多くない
熱・・・・・・
花粉症・・出たとしても微熱
風邪・・・・微熱から高熱
花粉症で咳や喉のかゆみが発症するメカニズム
それではなぜ花粉症が原因で咳や喉のかゆみが発症するのでしょうか?
異物である花粉を排除する防御作用が要因?!
花粉症患者の場合、体は花粉を異物としてとらえています。
その花粉が喉まで到達したときに体の外に排除しようとして、気道の粘液が痰となって花粉を絡めて出そうとします。
それが咳となります。いわば体の防御作用です。
鼻水、鼻づまりが要因?!
鼻と喉はつながっているため、花粉症で大量に分泌された鼻水が喉に流れ落ち、それを吐き出すために咳き込んだり、痰がからんだりします。
これは「後鼻漏(こうびろう)」とよばれる症状です。
また花粉症で鼻づまりを起こして鼻呼吸ができずに口呼吸になると、唾液が減少したり、口の中や喉が乾燥しやすくなります。
その乾燥が喉の粘膜に炎症を起こし、咳がでやすくなるのです。
花粉症で咳が止まらないの防ぐには?!
今お話したことが原因となって、花粉を対外に出そうとする防御反応です。
とすれば、花粉を体内に取り込まないことが、一番咳が出ない方法になります。
マスクを常備し常につけているのが一番確実です。
マスクの性能も年々良くなってきているので、フィルター効果の高いマスクを使用することをオススメします。
花粉症の咳で痛みが出る
咳を止めずに続けていると、呼吸器関係が痛みを伴います。
どうしても防御作用で咳が続くときは、やはり病院に行って正しい判断と処方をしてもらうのが一番です。
コテ先で市販薬の咳止めを使っても、判断を誤っていれば、無駄に薬を使い続けることになります。
あなたの体に良くないです。
花粉症の咳を止めるまとめ
花粉症に対する反応は体の防御作用でどうしようも出来ません。
無理に止めても体に良くないので、しっかりと病院に行って判断と処方をしてもらうのが良いです。
市販薬の咳止め薬を飲み続けて体調を崩したという事例もあるみたいなので、十分注意しましょう