「今年の忘年会の幹事、よろしく頼むな！」
上司や同僚からのその一言。嬉しい反面、正直「どうしよう…お店選びは？予算は？余興って何をすればいいんだ…？」と、頭の中に無数の「？」が浮かんで、頭を抱えていませんか？
忘年会の幹事は、参加者全員の期待を背負う、まさに一大プロジェクト。責任重大で、考えることも多く、本当に大変ですよね。
でも、大丈夫です！この記事は、そんな大役を任されたあなたのための**「忘年会幹事の完全バイブル」**です。初めて幹事をする方でも、この記事の通りに進めるだけで、段取り上手と誰もが認める「できる幹事」になれることをお約束します。
結論から言うと、忘年会の成功は「事前の段取り」が9割です。そして、その段取りには誰でも真似できる「型」があります。このマニュアルで、その全ての型を手に入れてください！
さあ、不安を自信に変えて、参加者全員の記憶に残る、最高の忘年会をプロデュースしましょう！
【まず最初に】忘年会成功の9割は「段取り」で決まる！幹事の仕事ロードマップ
何から手をつければいいか分からない…というパニックを防ぐため、まずは忘年会当日までの流れを把握しましょう。このロードマップに沿ってタスクをこなしていけば、抜け漏れなく準備を進められます。
【1ヶ月前～3週間前】最重要フェーズ！日程調整とお店の予約
- 参加対象者のリストアップ：部署単位なのか、会社全体なのか、まずは誰が参加するのかを明確に。
- 日程候補の洗い出しと打診：金曜日や週末は予約が埋まりやすい。週の半ばも含め、3つほど候補日を挙げて、参加者にアンケートを取りましょう。
- 予算の決定：一般的な忘年会の会費相場は一人5,000円前後。これを基準に参加者の顔ぶれを考慮して設定します。
- お店のリストアップと予約：後述する「お店選びの5つのチェックポイント」を参考に、候補のお店を3つほどピックアップし、仮予約や予約をします。
【3週間前～1週間前】情報共有と内容の具体化
- 案内状（メール）の送付：日時、場所、会費、出欠の返信期限を明記して、正式な案内を出します。
- 出欠確認と集計：Googleフォームなどを使うと集計が非常に楽になります。
- 当日のプログラム検討：挨拶を誰にお願いするか、余興はどうするかなどを考え始めます。
【1週間前～当日】最終調整とリマインド
- お店へ最終人数の連絡：予約したお店へ、確定した人数を連絡します。
- 挨拶や余興の依頼：お願いする方へ正式に依頼し、簡単な打ち合わせをします。
- 景品や備品の買い出し：余興で使うものがあれば、このタイミングで準備しておきます。
- 参加者へのリマインドメール送付：開催日の2～3日前に、最終案内としてメールを送ると親切です。
- 当日の司会進行シナリオ作成：当日の流れを頭に入れておきましょう。
【最重要】絶対失敗しない！お店選びの5つのチェックポイント
忘年会の満足度を最も左右するのが「お店選び」。幹事の腕の見せ所です。以下の5つのポイントを必ずチェックしましょう。
Point1：参加者の年齢層と男女比に合った「ジャンル」か？
若手が多いならワイワイ楽しめる居酒屋や肉バル、役員など目上の方が多いなら落ち着いた雰囲気の和食店や個室のあるレストランがおすすめです。男女比も考慮し、女性が多いならおしゃれな雰囲気で、野菜メニューやデザートが充実しているお店が喜ばれます。
Point2：予算は「1人5,000円前後」が黄金相場
安すぎると料理の質が心配ですし、高すぎると参加者の負担が大きくなります。特別な忘年会でない限り、飲み放題付きで5,000円～6,000円のコースが無難で満足度も高いでしょう。
Point3：アクセスは良好か？「駅近」は絶対条件
会社の最寄り駅や、複数の路線が乗り入れるターミナル駅など、参加者の多くが集まりやすい場所を選びましょう。駅から徒歩5分以内が理想です。お店の場所が分かりにくい場合は、案内メールに地図のURLを貼るなどの配慮を忘れずに。
Point4：「個室」や「貸切」は可能か？周りを気にせず盛り上がれる
忘年会では、余興や挨拶など、何かと声が大きくなる場面が多いもの。他のお客さんを気にせずに済む「個室」や、人数によっては「フロア貸切」が可能なお店を選ぶと、一体感が生まれて盛り上がります。
Point5：飲み放題プランの内容は充実しているか？
コースに付いている飲み放題のメニューも要チェック。ビールの銘柄は何か、カクテルやサワー、ノンアルコールドリンクの種類は豊富かなど、お酒を飲む人も飲まない人も楽しめるラインナップになっているか確認しましょう。
【コピペOK】そのまま使える！案内メール＆リマインドメール文例集
意外と頭を悩ませるのが案内メールの文面。以下のテンプレートを参考に、効率的に作成しましょう。
最初の案内メール（日程候補を打診するパターン）
件名：【日程相談】〇〇部 忘年会開催のご案内
〇〇部の皆様
お疲れ様です。幹事の〇〇です。
今年も残すところあとわずかとなりました。
つきましては、一年の労をねぎらい、親睦を深めるため、忘年会を企画いたしました。
つきましては、皆様のご都合を伺いたく、以下の日程でアンケートにご協力いただけますでしょうか。
【候補日時】
1. 12月〇日（金）19:00～
2. 12月〇日（水）19:00～
3. 12月〇日（木）19:30～
▼以下のフォームよりご回答ください。
【回答フォームURL】
締切：〇月〇日（〇）まで
ご多忙中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
開催直前のリマインドメール
件名：【リマインド】〇〇部 忘年会のご案内 (12/〇開催)
〇〇部の皆様
お疲れ様です。幹事の〇〇です。
いよいよ忘年会が明後日に迫ってまいりましたので、最終のご案内です。
【日時】12月〇日（金）19:00 開始 (受付18:45～)
【場所】〇〇（店名）
【地図URL】http://…
【会費】5,000円（お釣りのないようご協力いただけますと幸いです）
当日はお店の前に私が立っておりますので、お声がけください。
皆様にお会いできるのを楽しみにしております！
【当日編】これで完璧！忘年会の司会進行シナリオ＆挨拶例
当日のスムーズな進行は幹事の腕の見せ所。このシナリオを頭に入れておけば、慌てることはありません。
- 開会の挨拶：「皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。ただいまより、〇〇部 忘年会を始めさせていただきます！司会進行を務めさせていただきます、幹事の〇〇です。どうぞよろしくお願いいたします。」
- 乾杯の挨拶：「それではまず、〇〇部長より乾杯のご挨拶をいただきたく存じます。〇〇部長、よろしくお願いいたします！」（※役職が一番高い方にお願いするのが一般的）
- 歓談タイム：料理や飲み物を楽しみながら、自由に歓談してもらいます。幹事は各テーブルを回り、孤立している人がいないかなどに気を配りましょう。
- 余興・ゲーム：会が温まってきた中盤（開始1時間後くらい）がベストタイミング。
- 中締め・締めの挨拶：「さて、宴もたけなわではございますが、終了の時間が近づいてまいりました。ここで、〇〇課長に締めの挨拶をお願いしたいと思います。」（※役職が2～3番目の方にお願いすることが多い）
- 閉会の挨拶と二次会案内：「〇〇課長、ありがとうございました。これをもちまして、〇〇部 忘年会をお開きとさせていただきます。皆様、本日はありがとうございました！なお、この後、二次会を近くのお店でご用意しております。参加可能な方は、私までお声がけください。」
準備いらずで絶対盛り上がる！忘年会おすすめ余興・ゲーム5選
内輪ウケでスベったり、準備が大変すぎたりするのは避けたいもの。誰でも参加できて、準備が簡単なゲームがおすすめです。
- チーム対抗！お絵かき伝言ゲーム：紙とペンさえあればOK。珍回答続出で会場が一体になります。
- スマホで簡単！景品争奪ビンゴ大会：ビンゴアプリを使えばカードも不要。Amazonギフト券など、誰もが喜ぶ景品を用意すると盛り上がります。
- 意外な一面が？〇〇な人ランキングクイズ：事前に「一番〇〇な人は誰？」というアンケートを取り、その結果をクイズ形式で発表します。
- 格付けチェック風！利き〇〇ゲーム：高いお茶と安いお茶、高級チョコと駄菓子など、身近なもので手軽にできます。
- 即席アンケート！多数派はどっち？ゲーム：「きのこの山vsたけのこの里」など、究極の二択を出して、多数派を予想してもらいます。
🙆♀️🙅♀️「できる幹事」と思わせる！気配りのコツとNG行動
最後に、あなたの評価をもう一段階アップさせる、細やかな気配りのポイントです。
🙆♀️ できる幹事の気配り
- 上座・下座を把握しておく：目上の方を自然に上座へ案内できるとスマート。
- アレルギーや苦手な食べ物を事前確認：案内メールで一言添えておくと親切。
- 会計をスムーズに済ませる準備：会費は事前に集めておくか、開始直後に集金タイムを設ける。
- 翌日のフォロー：「昨日はありがとうございました」の一言メールを送る。
🙅♀️ 残念な幹事のNG行動
- 一人で全部抱え込む：周りに協力を頼むのも幹事の大事なスキル。
- 自分が一番酔っぱらう：進行や会計ができなくなり、周りに迷惑をかけます。
- 会計が不透明：集めた会費と支払った金額が合わないのはトラブルの元。
- 内輪だけで盛り上がる：全員が楽しめるように気を配るのが幹事の役目。
まとめ
忘年会の幹事は、確かにやることが多くて大変な仕事です。
しかし、それ以上に大きなやりがいと、無事に終わった時の達成感を味わえる、素晴らしい役割でもあります。
何より、あなたの頑張りが、参加者全員の「今年一年、本当にお疲れ様でした！」という気持ちを繋ぎ、部署や会社のチームワークを深める、最高の思い出を作り出すのです。
このマニュアルという武器を手に、あなたはもう一人ではありません。
自信を持って、最高の忘年会をプロデュースしてください。あなたの成功を、心から応援しています！
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