かくれ脱水になる理由と対策をまとめました!!
かくれ脱水とはどうなるの?
特に目立った症状が出にくいので脱水症に気付かないのが特徴です。
本人や周囲が脱水症になりかけているのに、脱水症に気がつかないため、脱水症防止対策が取れていない状態を「かくれ脱水」と言っています。
医者にかかる脱水症の患者さんは、すでに発症してから数日経っているなど中度以上で、命の危険がありました。
本格的な脱水症になる前に有効な対策をとらないと、症状は一気に重篤へと進むからです。
かくれ脱水のチェック方法
特にこんな症状になっていると脱水症状になりやすいです。
・体内に水分を蓄える筋肉量が減少
・体力も低下
・喉の渇きを感じる感覚も衰えている
・腎臓の機能が低下する
・全体的な食事量が少なくなる
・トイレに行く回数を減らしたいので、水分を摂らない
・利尿作用を持つ治療薬(高血圧や心不全の治療薬など)で体内の水分を失いやすいなど
かくれ脱水のチェック事項
1、皮膚がカサつくようになった。皮膚につやがなく、乾燥している。ポロポロと皮膚がおちる。
2、くちの中がねばつくようになった。食べ物がパサつく。つばが少なくて、つばをゴクンと飲めないことがある。
3、便秘になった、あるいは以前よりひどくなった。下剤(便秘薬)を使う頻度が増えた。
4、以前よりも皮膚の張りがなくなった。手の甲をつまみあげて離した後に、つまんだ跡が3秒以上も残る。
5、足のスネに“むくみ”がでるようになった。靴下のゴムの跡が、脱いだ後に10分以上も残る。
1から5に該当したら「かくれ脱水」です。次へ↓
6、日当りの良いところ、または屋外にいる時間が長い(目安は1時間以上)。
7、普段よりも、集中力が低下している。(例えば、落ち着かずイライラしたり、昼間でも眠りがちだったりする)。
8、トイレが近くなるため、寝る前は水分補給を控える傾向がある。
9、冷たい食べ物(例えば、氷・アイスクリームなど)や冷たい飲み物を好むようになった。
10、利尿薬を内服している(ダイエット薬に含まれている場合も該当)。
6から10に該当したら「かくれ脱水」です。次へ↓
11、85歳以上である。
12、高血圧、糖尿病、心臓病などの持病がある。
これに該当したら危険です。即病院へ行って下さい
かくれ脱水を予防する方法
かくれ脱水を予防するためには、体内の水分が不足と、体温上昇を防ぐ必要があります。
チェック項目でかくれ脱水の疑いがあるかたは、日常生活で次の点を注意してください。
1、水分補給をこまめに
喉の渇きを感じなくても、昼間は2時間おきを目安にこまめに水分補給をしましょう。
スポーツ飲料で塩分と少量の糖を摂取することや経口補水液がオススメです。
2、しっかりと3食、食事をする
1日に必要な水分の約4割は食事から補給しています。
体内に水分を蓄えるために必要な筋肉の衰えを防止するためにも、バランスのよい食事をしっかり取ってください。
3、無理をしないで休息を
労働やスポーツを続けるのではなく、30~60分ごとに休息をとりましょう。
4、入浴の前に水分補給を
入浴するとたくさんの汗をかき、体内の水分が失われます。
入浴前にコップ1杯の水を飲む習慣をつけてください。
忘れてたら入浴後でも良いので、コップ1杯の水を飲んでください。
まとめ
かくれ脱水は、1人で行動すればするほど分かりにくいです。
意識的に休憩時間を設けて、水分補給を忘れないようにしましょう!