お家の神棚、毎日きちんと手を合わせていますか?。
家族の幸せや健康を願う大切な場所だからこそ、神様に失礼のないように、気持ちよくお参りしたいものですよね。
でも、ふとした時に「あれ、うちの神棚の配置ってこれで合ってるのかな?」と不安になること、ありませんか?。
特に、神棚の下に鏡が置かれているチェストや棚に神棚を設置しているケース、実は結構多いんです。
結論から言うと、これは神道の世界ではあまり良くないとされる配置なんです…。
でも、大丈夫!この記事を読めば、なぜNGなのかという理由から、もしあなたの家がそうなっていても今すぐ簡単にできる対処法まで、すべて分かります。
神様にもっと喜んでもらえる、素敵な神棚スペースを一緒に作っていきましょう!。
そもそも、なぜ神棚の下に鏡を置くのはNGなの?
理由①:神様と鏡が「向かい合わせ」になってしまうから
神道において、鏡は「ご神体(神様が宿る依り代)」として扱われることがあるほど、神聖なアイテムです。
神棚はもちろん神様がいらっしゃる場所。
つまり、神棚の真下に鏡を置くと、神聖なものである「神棚」と「鏡」が正面から向き合ってしまう形になるんです。
これを「合わせ鏡」ならぬ「合わせ神様」のような状態と捉え、「神様同士がケンカしてしまう」と考えるため、避けるべきだとされています。
理由②:神棚を映すことは「失礼」にあたるから
神棚は、常に清浄に保ち、敬意を払うべき神聖な場所です。
その神棚が、下の鏡に映り込んでしまうのは、神様のお姿を直接覗き込むような行為とされ、大変失礼にあたると考えられています。
また、鏡は光を反射させるもの。
神棚に向けて光を返すことも、あまり良いこととはされていません。
理由③:お参りする自分の姿が映ってしまうから
神棚にお参りするとき、私たちは神様に意識を集中させますよね。
しかし、神棚の下に鏡があると、手を合わせる自分の姿が鏡に映り込んでしまいます。
これでは、神様ではなく「鏡に映る自分」にお参りしているような形になってしまい、祈りの純粋さが損なわれてしまう可能性があります。
お参りの際は、余計なものが視界に入らない、神聖な空間を保つことが大切なんです。
神棚の下に鏡を置くのがNGなのは、「神聖なもの同士が向かい合う」「神様を映し込むのは失礼」「自分に祈る形になる」という3つの大きな理由があるんです。
うちもNG配置かも…今すぐできる3つのカンタン対処法
「やばい、うちの神棚、ドレッサーの上だった…」と青くなったあなた、安心してください。
今からでもすぐにできる、簡単な対処法があります。
できることから試してみてくださいね。
対処法①:【最善策】どちらかの場所を移動する
これが最も理想的で、根本的な解決策です。
神棚か、鏡の付いた家具のどちらかを、別の場所に移動させましょう。
神棚は「清浄で、目線より高く、家族が集まる明るい場所」に設置するのが基本です。
この機会に、お家の中で一番神様が心地よく過ごせそうな場所を探してみるのも良いですね。
移動が難しい場合は、鏡の方を動かすことを検討してみてください。
対処法②:鏡に布をかける
「家具が大きくて動かせない…」「間取り的にここしか置けない…」。
そんな場合は、鏡を使わない時は常に布で覆っておく、という方法があります。
白い布や、綺麗な柄の布を鏡のサイズに合わせて用意し、カバーをしましょう。
これにより、鏡が神棚を映し込むのを物理的に防ぐことができます。
お参りする時だけでも、必ず布をかける習慣をつけることが大切です。

対処法③:「神様の領域」を区切る
これは少し応用編ですが、神棚の下に板を一枚置くなどして、物理的に「神様のいる空間」と「鏡のある空間」を区切るという考え方もあります。
例えば、神棚の下に「雲」と書いた紙や、木彫りの雲のプレート(こういったもの)を貼り、「ここから上は天界ですよ」という印をすることも、敬意を示す一つの方法です。
鏡を布で覆う対策と組み合わせることで、より丁寧な対応になります。
一番良いのは移動することですが、無理なら「鏡に布をかける」のが最も簡単で効果的な対処法です。大切なのは、神様への敬意を示す気持ちです。
これもNG?神棚の置き場所で気をつけたい他のタブー
人が頻繁に通る場所の真上(ドアの上など)
ドアの上や廊下など、人が頻繁に下を行き来する場所に神棚を設置するのは、「神様を踏みつける」ことになり失礼にあたります。
落ち着いてお参りできる、静かな場所を選びましょう。
不浄な場所の近く(トイレやクローゼット)
トイレと背中合わせの壁や、ホコリや湿気がたまりやすいクローゼットの上なども、神様が鎮まる場所としてはふさわしくありません。
常に清潔で、明るい空気が流れる場所が理想です。
家電製品の上
冷蔵庫やテレビ、エアコンの上などは、電磁波や振動、熱などの影響があるため避けるべきです。
神様が落ち着いて過ごせる、安定した場所を用意してあげましょう。
まとめ:神様への敬意を忘れずに、心地よい空間づくりを
今日のポイントおさらい
神棚と鏡の位置関係、スッキリ理解できましたか?。
最後に、大切なポイントを振り返っておきましょう。
- 神棚の下に鏡を置くのは、神聖なもの同士が向き合ったり、神様を映したりするため基本的にNG。
- もしNGな配置になっていても、一番の対策は「どちらかを移動させる」こと。
- 移動が無理なら、鏡を使わない時は「綺麗な布で覆う」ことで対処できる。
- 神棚は、人が踏みつけたり、不浄な場所の近くだったりする場所も避けるのがマナー。
大切なのは「感謝」と「敬意」の気持ち
神棚に関する決まりごとは色々ありますが、最も大切なのは「いつも見守ってくださって、ありがとうございます」という感謝と敬意の気持ちです。
「ルールだから」とただ従うのではなく、「どうすれば神様がもっと心地よく過ごしてくださるかな?」と考えてみることが、開運の第一歩。
この記事をきっかけに、あなたの家の神棚が、もっとパワフルで素敵な場所になることを心から願っています。
配置を少し見直すだけで、神様との関係はもっと良くなります。日々の感謝を込めて、お家のパワースポットを整えていきましょう!
