「最近、部屋にいるのになんだか落ち着かない」
「換気をしても、空気がどんより重たい気がする」
そんなふうに感じたとき、皆さんはどうしていますか?
インターネットで検索すると、「除霊」や「専門家によるお祓い」といった少し怖い言葉が出てくることもあります。でも、そこまで大掛かりなことをしたいわけではないですよね。
実は、部屋の空気(気配)を整える「空間浄化」は、特別な能力がなくても、自分自身で行うことができます。
今回は、私が定期的に実践している、自分でできるお部屋のリセット手順をご紹介します。掃除の延長として取り入れられる、心地よい習慣です。

準備|まずは「物理的な汚れ」を落とすことから
「浄化」というと、いきなり塩を撒いたりお香を焚いたりしたくなりますが、その前に絶対に欠かせないステップがあります。
それは、物理的な掃除です。
ホコリや髪の毛が落ちている状態でどれだけお祈りをしても、空気は澄み渡りません。古い言葉で「穢れ(けがれ)」は「気枯れ(きがれ)」とも言われます。エネルギーが枯渇している場所には、まずゴミやホコリが溜まっています。
まずは難しく考えず、便利な道具を使ってササッとホコリを取り除きましょう。
- 部屋の四隅(角)
- テレビや棚の裏
- カーテンレールの上
こういった「気の流れが止まりやすい場所」を意識して撫でるだけで、部屋の輪郭がハッキリしてきます。
実践①:「塩拭き」で床と空気を清める
ホコリがなくなったら、次に行うのが「塩を使った水拭き」です。
バケツの水に、ひとつまみの塩(できれば精製されていない粗塩や浄化用の塩)を溶かします。その水で雑巾を絞り、床を拭いていくのです。
スピリチュアルな考え方では、重たい気は下に溜まると言われています。床を塩水で拭き上げることで、そうした澱みを物理的に拭い去るイメージです。
やってみると分かりますが、ただの水拭きよりも、拭いた後の床がサラサラになり、空間が少し「シーン」と静かになる感覚があります。
実践②:「音」の振動で空気を震わせる
神社でお参りをする時、鈴を鳴らしたり柏手(かしわで)を打ったりしますよね。あれは神様を呼ぶだけでなく、音の振動でその場を清める意味もあると言われています。
家の中でも、音がこもっていると感じたら「音」の力を借りてみましょう。
- 部屋の真ん中で「パン!」と大きく柏手を打つ
- 澄んだ音色の鈴を鳴らす
- 窓を開けて風鈴の音を聞く
私は、掃除が終わった後の仕上げに「神楽鈴」や「巫女鈴」のような、シャランと鳴る鈴を軽く振ることがあります。美しい音色が部屋の隅々まで響き渡ると、停滞していた空気が細かく振動し、流れ出すような清々しさを感じます。

実践③:「生気」を飾って循環させる
きれいにした空間をキープするために、生きているものの力を借ります。
特に「榊(サカキ)」や観葉植物はおすすめです。植物には、根から水を吸い上げ、葉から水分を蒸散させる「循環」の力があります。
神棚がなくても、お気に入りの花瓶に国産の榊を少し飾るだけで、そこが小さなパワースポットになります。もし植物がすぐに枯れてしまう場合は、「部屋の悪いものを吸ってくれたんだな」とポジティブに捉え、感謝して新しいものに取り替えれば大丈夫です。
仕上げ|自分自身が「心地よい」と感じて終わる
一通りの手順(掃除・塩拭き・音・植物)が終わったら、最後に一番大切なことがあります。
それは、きれいになった部屋でリラックスすることです。
いくら形式的に浄化を行っても、その後に「あー疲れた」「まだ足りない気がする」と不安になっていては意味がありません。
私は必ず、すべての作業を終えたら好きなお茶を淹れて、ソファーに深く座ります。そして「あぁ、気持ちいい」と声に出して言ってみます。
この「心地よさ」を感じた瞬間に、部屋と自分の波長が合い、本当の意味でのリセットが完了するのです。
まとめ|家は自分を守る最強の場所
空間浄化とは、何か目に見えない魔法を使うことではありません。
「部屋を大切に扱う」という行動を通して、「自分自身を大切にする」感覚を取り戻す作業だと私は思っています。
外の世界でどんなに嫌なことがあっても、「家に帰れば大丈夫」と思える場所がある。その安心感こそが、明日への一番の活力になります。
まずは今週末、窓を開けて、床を水拭きすることから始めてみませんか?
きっと、部屋の空気が少しだけ軽く、明るく感じられるはずです。