卒業シーズンは、さびしい出来事ではありますが、新たな出会いも待っています。
その頃には、桜が咲き乱れ、身もこころも踊る瞬間がやってきます。
桜にまつわる伝説を少し話してみようと思います。
あなたは、桜にまつわる伝説をどのくらいご存知でしょうか?
1年の中でほんの数週間だけ桜の美しさを最大限に表現し、とっても神秘的です!!
「桜」名前自体が神秘的ですね。
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桜の名前の成り立ちはどんな意味をもっているのかな?
「さくら」の「さ」は稲の霊の名で、「くら」は、神の座を意味しています。
昔は花に宿った稲の霊を迎えて祀り、田植えを始めたと言われています。
また、桜には神や霊を鎮める力があると考えられています。
「花折り」の風習は、桜の枝を手折って神に捧げています。
この風習は、桜には神や霊を鎮める力があることからきています。
石割桜の歴史
石割桜は、岩手県盛岡市にある樹齢360年と云われる桜の木です。
巨大な直径7m、周囲21mもある巨大な花崗岩の中心がふたつに割れています。
そこから幹回り4.6m、樹高10.8mの エドヒガン桜が、東西17m、南北に12.8mの規模で花をつけています。
(数字を言われてもわかりませんよね)
この桜を見るため、開花の時期には、全国から人がやってきます。
「岩手の不思議事典」によると、かつてこの石割桜のある場所は、
南部藩主の分家にあたる北監物(南部済揖=なんぶさいしゅう)という人物の屋敷だったんです。
北家の家臣の日記によれば、宝永 5年(1708)7月8日の条に、
同年6月17日、晴れた日の午後2時頃、
突如雷鳴が数回響き、広間の柱が揺れ、夜まで大雨が降りました。
見渡すと柱が裂け、 土台の石が割れていたらしいんですね。
このことを雷神への信心のなさによるものと考えた北家は、
直ちに庭に雷神堂を建てて、祈ったんですね。
この土台石こそが、現在の石割桜のある場所ということらしいですね。
これこそが、桜にまつわる伝説と言えるお話ですね。
雷があの大岩を割ったなんてね。
日本人らしい、雷を雷神と考えるあたりは。
石割桜の伝説
さて、本題です。先ほどの「岩手の不思議事典」のお話も伝説として、すごいお話なんですが。
別の伝説があります。
昔、美しく心の優しい、おさつ と云う娘がおりました。
この娘、姿に居合わぬ怪力の持ち主で、
盛岡の城下にもこの娘にかなう者はおりませんでした。
岩手山のふもとに住んでいた太郎と云う力自慢の若者が、
おさつの噂を聞いて力比べをしようとやってきました。
二人は、雫石川原で相まみえ、
どちらが大きな石を持ち上げられるか競うこととなりました。
太郎が五百貫の大石を持ち上げると、
おさつはその何倍もある大石をまるでお手玉でもするように、
ポイポイと投げました。
その中の一つが、お殿様が花見の宴を開いていたお城近くのお屋敷の庭へ落ちました。
お殿様を驚かせてしまったお詫びにと、
おさつはその大きな石を割って、なかに桜の若木を植えこみました。
その桜は石を割りながら年々大きくなり、
今でも見事な花を咲かせています。
桜にまつわる伝説まとめ
桜にまつわるお話は各地方でさまざまあります。
本当かどうかが大事ではなく、こんな伝説があるんだねって、
子供たちにお話出来る事がとてもうれしいですね。
伝説、昔はなしはほっこりさせる天才ですから(笑)
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