中学校の入学式に何を話せばいいのか?悩みますよね。
出来れば中学校で挨拶なんてやりたくない。
でも、その立場になったらここは親としても、大人としてもびしっと決めたいところです。
一次一句細かく覚えこむことは必要ないとしても、大筋の流れをつかんでおきたいところです。
間違いなく中学生のお手本になる第一歩ですから。
そんな事いってプレシャーになりましたか?
もっと、肩の力を抜いて心穏やかに挨拶してみましょう!!
中学校での入学式の挨拶は何を話せばいいの?
中学校入学式の挨拶は自覚することを中心に話していくとうまく行きます。

大学、高校と進学する子供が多いとはいえ、中学校は小学校の6年間に続く義務教育期間です。
でも、義務教育の最終段階になる期間です。
中学校の3年間は6年間の小学校教育で行った基礎教育から自分で考え、学ぶ、応用力を伸ばす時期とも言えるでしょう。
小学生のときの目標でも、自分から進んで学ぶといった目標を掲げていたかもしれません。
それが、いっそうレベルアップしていく。
大人ではないけれど、大人の世界に一歩足を踏み入れた状況になるんだよ。ですよね。
中学校に入学する子供たちは小学生より肉体的にも精神的にも大きく成長していき、入学式でのスピーチは、そんな少年から青年への変化を自覚させるような挨拶がよいですね。
とすれば、中学入学式での挨拶の要点はこんなところでしょうか?
中学校の入学式での挨拶では次の3点が要点となります。
◆小学校とは違い、肉体的にも精神的にも大人に近づいていることを強調しましょう。
◆好奇心を刺激するような将来への展望を語りましょう。
◆入学後の決意を励ましましょう。
また、中学校で避けては通れない話題が受験です。
高校進学への準備期間という単純な位置づけをしている父兄もいることでしょう。
そんな中、中学教育のあるべき目標を強調したいところです。
とすれば、中学入学式での挨拶の構成はこんな感じです!
◆新入生、及び父兄に対する祝意
◆大人に近づいていることへの自覚を促す
◆今後の努力への激励
入学式での挨拶は「祝意表明」→「自覚を促す言葉」→「今後への激励」という流れが一般的です。
この3点をあなたなりの特徴を出しながら挨拶の構成をすることで、中学校の入学式らしい挨拶になると思います。
中学校での入学式の挨拶に名言を入れてみる!
中学校での入学式時に立場別の挨拶例文を挙げてみます。
◆中学校入学式での来賓としての挨拶 サンプル例文1
新入生の皆さん、本日はご入学おめでとうございます。また、ご列席のご父兄の皆様のお喜びもいかばかりかと拝察いたします。
つづけて。。。
●子を知ること親に如かず。子を知らざることまた親に如かず(徳富蘆花「自然と人生」 明治・大正期の小説家)
子供のことは親が一番知っている。
また、子供のことを一番知らないのもまた親であるということ。親は子供の近くにいるからよくわかるということもあるが、それゆえに見えない部分もできてくるものである。
●男十五歳、女十三歳迄には、何事についても、一人前にならなくては生涯の恥なれば、能く心懸けさすべし(大原幽学 江戸時代の農民指導家)
子供の自立の必要を述べたものである。
男は十五歳、女は十三歳を自立の目安にしている。
●自分自身の意見を持ちはじめた時に、青春がはじまるのだ(田宮虎彦 昭和期の小説家)
志を立てることはなかなできないにしても、個々の局面に際して、意思決定をするのはそれほどむずかしいことではない。
それを自立とも言うが、そのようにしてはじめて青春がスタートするというものである。
さて、皆さんは今日から○○中学校の一年生です。
これからの三年間の中学校生活に、たくさんの希望と大きな夢を胸に校門をくぐったことと思います。
その希望と夢が実現できるかは皆さん自身にかかっております。
よく学び、よく遊び、そしてスポーツに励み、心身ともに大いに成長と遂げて、皆さんの夢を現実のものにして頂きたいと思います。
時に立ち止まることもあるでしょう。かといって、あせることはありません。
また、うまくいかないからといって失敗を恐れることもありません。
大切なのは、たとえ遅くてもいいから一歩一歩着実に前に進むことなのです。そうすれば、道はおのずと開けます。
覚悟を新たにした今日の気持ちを忘れず、途中でくじけることなく最後まで精一杯がんばってください。
◆中学校入学式での来賓としての挨拶 サンプル例文2
皆さん、〇〇中学校にご入学、おめでとうございます。
つい先日まではランドセルを背負って小学校に通っていたわけですから、急に大きくなったわけでもなく、急に何でもできる能力が備わったわけでもありません。
しかし、今日から晴れて中学生です。
ちょっとだけ気持ちがお兄さんやお姉さんになったはずですので、気持ちを入れ替えて、勉強に、そしてスポーツに励んで頂きたいと思います。
今日から三年間、この〇〇中学校で様々なことを学ぶわけですが、三年というのはあっという間に過ぎてしまう短い時間です。
ところがこの中学時代というのは、自分の体を鍛えたり、文化活動に参加して自分で考える力を養う、とても大切な時期なのです。
私は、中学生の頃に野球部に入って全国大会出場を目指してがんばっていました。
スポーツを通じて学んだことは、我慢することと、仲間を大切にすること、そして集中力を身につけたことでした。
この体験は社会にでてから必ず皆さんの役に立つ大変な財産になりますので、スポーツや文化活動にぜひ力を注いで活動的な中学生活を送ってください。
皆さん、これからの中学生活で何かひとつだけ打ち込めるものを見つけてください。
そして多くの友達をつくることです。これから三年間、楽しく過ごされますようお祈りして、お祝いの挨拶とさせて頂きます。
◆中学校入学式のPTA代表としての祝辞 サンプル例文1
みなさん、ご入学おめでとうございます。
お父様、お母様、誠におめでとうございます。
PTAを代表して、一言ご挨拶申し上げます。
新入生の皆さん、待ちに待った中学校生活がいよいよスタートしましたね。
中学校で何をしたらいいのか、まだわからないかもしれませんが、皆さんに一つ提案があります。
今日、家に帰ったら、思いついた目標を紙に書いてみませんか?
例えば、友達を沢山作りたいとか、感じに強くなりたいとか、部活動を頑張りたいとか、なんでも構いません。
最初に心に浮かんだことを書いて、机の前に貼っておきましょう。
二年生、三年生になって目標が変わったら、何度も書き直していいんです。
皆さんは今日から中学生になりました。
中学校で学ぶことは、みんなが大人になって生きていくために必要な知恵と知識です。
そして中学時代の頭は、知恵や力が最も伸びる時期なんです。
この時期を大切にして、悔いの残らない三年間を過ごしてください。
保護者の皆様、身体の成長とともに、心の成長も目覚ましい年頃です。
のびのびと中学時代をすごせるように、いつでも心の窓を開いて語り合える環境を作っておいてください。
そして先生方、若い生徒たちがしおれそうになった時、倒れそうになった時は、ぜひ支えてやってくださるよう、宜しくお願い致します。
簡単ですが、お祝いの言葉と致します。
◆中学校入学式のPTA代表としての祝辞 サンプル例文2
みなさん、ご入学おめでとうございます。
皆さんは、今日から晴れて、この○○中学校の生徒として、三年間にわたって勉学にスポーツに文化活動に活躍されることになりました。
ここに、PTAを代表いたしまして心からみまさんにお祝い申し上げます。
中学校の三年間も小学校と同じように義務教育ですが、小学校と違って、中学では、すべての科目が専門化されてきます。
また、今までは「子供」として見られていたと感じていると思いますが、これからは大人の仲間として扱われる場合も少なくありません。
どうか、中学生としての自覚と誇りを持って勉学に、そして、スポーツに励んでください。
本校には色々なスポーツのクラブが活動しており、皆さんの入部を待っています。
スポーツだけではなく、文化部のクラブ活動も活発です。
好きなクラブに入って、楽しく明るい中学校生活を送ってください。
そうすれば、必ずや悔いのない三年間となるでしょう。
◆中学校入学式の保護者代表としての挨拶 サンプル例文1
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
ついこの間までランドセルを背負っていたとは思えないほど、とても立派な中学生に見えますよ。
でも、まだまだ親に甘えているところはありませんか?今朝、起こしてもらった人はいませんか?明日からはちゃんと自分で起きましょうね。
今日から、自分のことは自分でできるように努力して、外見だけでなく、中身も立派な中学生になってください。
校長先生をはじめ先生方、何に対しても敏感な年頃の子供たちの教育はご苦労が絶えないとは思いますが、ご指導のほど、宜しくお願い致します。
保護者の皆様、本日はおめでとうございます。
中学生という多感な年頃の子供たちを家庭だけでなく、一緒に協力しながら見守っていきましょう。
簡単ではありますが、これを保護者代表の挨拶とさせて頂きます。
中学校でPTAが入学式で祝辞を述べるポイントは!?
新中学生への挨拶としては、一般的にこんな例文がいいのかもしれません。
中学校では、小学生とは変わりまして、教科ごとに先生が変わり、より知識を深める勉強をすることになります。
クラブ活動も、より深く行うこととなるでしょう。
中学校では、小学生で学んできたことをより深く学び、人生における基本となるべき沢山のことを吸収していかれることとなります。
人格を形成する上で、とても重要な時期となります。
中学生ともなると、勉強、クラブ活動もさることながら、友人との関わりも、より深くなっていくことでしょう。
責任を負うこともさらに増えていきます。
ここに、あなたなりの具体性を言葉として表現してあげれば、期待に膨らむ新中学生も心和むのではないでしょうか?
中学校の入学式で一番緊張しする新中学生に対して、PTAの立場と言うよりも、むしろ親としての立場から一番気を使ってあげたいのではないかと思いますね。
なので、新中学生に対して気遣うようなお話、そして、励ましてあげる。
怖いことばかりではなく、中学生だからこそ、いろいろ試してみて、先生や先輩にアドバイスをもらえるように。
自ら声を出して謙虚に聞いてみる。
そんなアドバイスが中学校の入学式で挨拶として出来ればいいですよね!!
中学校で入学式の挨拶する時のまとめ
中学校で入学式の挨拶をするときは、中学生やその親御さんに対しての気遣いをしなくてはいけないけれど、あなたも自分のことで一生懸命ですよね。
でも、過去の自分の中学校での入学式を思い出せば、新中学生の気持ちは理解できるでしょう。
過去のあなたに話すように挨拶を考えればまとまりやすいかもしれませんね!!