ひな祭りの由来は?

「ひな祭り」と言えば、雛人形を飾って、ちらし寿司やお吸い物を食べて、女の子の健やかな成長を願う伝統行事です。
でも、ひな祭りはもともとは、今とは少し違う行事だったんですね。
ひな祭りの由来は、季節の節目や変わり目に災難や厄から身を守り、より良い毎日を過ごすための行事が始まりなんです。
貴族階級の天皇の御所に御殿や飾り付けをして遊ぶことで、健康と厄徐を願った「雛あそび」とも言われています。
それが、庶民へひろがり、お雛様を飾る習慣へ変化した説もあります。
また、ひな祭りに欠かせないひな人形も、今のようにひな壇にお雛様を飾るのではなく、川に流して災厄をはらう行事と言われています。
驚きですよね!!! 毎年、雛人形を流していたらどんだけ~ですよね。
びっくりなお話です!!
日本には数多くの伝統行事がありますが、現代に生きる多くの方はその本当の意味を知らずにいます。
楽しめればいいやとか、ひな祭りのように、子供の為となると、一生に1回のイベントとしてやってあげたくなりますよね。
こんな話を子供にしても分からないので、ひな祭りの由来の大切なポイントとして3つを教えてあげればいいのかなと。
・昔は紙の人形に災いや嫌なことを乗せて川に流していたこと
・ひな人形には子どもの守り神のような意味があるので大事にしないといけないこと
・ひな祭りは子供の成長を願う日ということ
こんな会話がひな祭りに出来れば良いですよね。
きっと後世に伝わっていくでしょう!!
ひな祭りはいつから始まったの?
江戸時代にその始まりがあるようです。
江戸の町で、ひいな遊びが庶民の間に広がり、3月3日に定期的に行われるようになったのは、だいたい寛永末期(1640年)頃といわれています。
その後、しばらく「ひいな遊び」と呼ばれていましたが、いつからか「ひな祭り」と呼ばれるようになりました。
呼び方が変わった年代は、享保(1716年)以前といわれています。
1対にした男女のお雛様を一生の身代わりと言う意味になり、それが嫁いだときに一緒に持っていく意味につながっています。
この意味からいうと、家庭に女の子の数だけお雛様を準備しないと・・・ですが、そこまで気にすることはないかと。
1家庭に1セットあればよいわけですから。
ひな祭りはいつするの?
江戸時代にその始まりがあるわけですが、五節句のひとつ上巳の節句をひな祭りとし、女の子の節句として定める時代になると、どんどん雛人形は華やかさを増していきます。
今では普通に見られる段飾りは、江戸時代の中期から飾られるようになったものです。
で、ひな祭りは現代でも、毎年3月3日ですね。
とはいえ、よっぽど3月3日が休日でなければ思い切ってイベントをすることも難しいかと。
3月3日前の休日ねらいでしょうか。
女の子に洋服や、着物を着せて写真を撮るなどのイベントは1日仕事になります。
めんどくさいとは言わず、おこさんの小さい頃の記憶が次の子供たちに、孫たちに伝わるようにと。
ひな祭りの遊びってどんなのがあるの?
雛人形を作ってみる
ひな壇に飾ってる雛人形そのもので遊ぶには、高価すぎてもったいない!!
そんな事情があったりしますので、雛人形を折り紙で作ってみたり、画用紙に書いてみるのも良いですね。
年齢にあった雛人形の表現がそれぞれあって、とても良い思い出になるでしょう!!
雛祭りの歌を歌ってみる
「あかりをつけましょ…♪」ひなまつりと言えば、毎年流れるあのおなじみのメロディ。
しかし、ひなまつりに関連する歌は、他にもたくさんあるんです?
いくつか覚えて、ひなまつりを祝ってると楽しいですよね?
その風景を動画撮影すると、そのときのリアルな表情や声が残るのでうれしいですよね。
◆うれしいひなまつり/作詞:サトウハチロー
◆雛祭り(桃のお節句)/作詞:海野厚
◆ひなまつり(赤い毛氈)/作詞:林柳波
雛祭りのCDやダウンロードサイトもあるので上手に利用してみるのもいいですね。
雛祭りの楽しい手遊び
手遊びは、子どもたちの発達に役立つ優れた遊びです。
見る、聞く、まねする、といった動作を通じて、子供の成長にも役立ちます。
ですから、雛祭りをきっかけとした手遊びは子どもとのコミュニケーションにもピッタリです!
ひなまつりにちなんだ手遊びで、行事をもっと盛り上げちゃいましょう!
◆3月3日のもちつき
◆おおきくなったかな
◆もちもちぺったん
◆けっこんしきをあげました
まとめ
古来から伝わる雛祭り、いつの時代も、子供の幸福を願いお祝い事をしてきました。
何気ない習慣となったお雛祭りも、その年齢の表情を残せる行事です。
いつか来る大人になったお子さんが成人したときに、かわいらしい動画を見れたらすばらしい記憶になるでしょう!!