すぐ出来るお部屋の結露対処法!!
すぐにでも簡単に出来るお部屋の結露対策まとめ
結露から生まれるカビ、ダニ、シミ、腐食。
絶対いやな物体です。
これらを発生させない為に、まずはすぐにでも出来ることないかな?!
あなたや家族の健康に悪影響が出ないようにするために。
そして、家や家具がだめになってしまわないように、結露対策をしましょう!!
手始めに、すぐにできる対策から順に追って説明していきます。
大変なことになる前に、今すぐできる対策から順にためしてみてください。
すぐにできる結露対処法
1、窓を開けて換気
結露は、暖かいお部屋と冷たい外気との温度差で、窓に空気中の水蒸気が水滴になる状態です。
お部屋の水蒸気が無くなれば、ほぼ結露しません。
暖房、加湿器、浴室、家事となると洗濯、料理で水蒸気が発生します。
お部屋の水蒸気を外に逃がすために、可能な限りこまめに換気をしましょう。
締め切った押入れなども、こまめに換気するようにしてください。
収納を締め切ったままにしていると、収納内部の低い温度とお部屋の暖かい温度で、温度差が出来て結露が発生します。
収納内部の結露が、カビ、ダニが元気に活動する原因になりますので、収納もこまめに開放して換気するようにしてください。
お客さんが来ないのであれば、収納とびらには隙間を作っておくと良いでしょう。
2、お部屋の温度を上げすぎない
お部屋の温度が低くなると、空気中に存在できる水蒸気の量が減るので結露しにくくなります。
室温を高くしすぎないように注意してください。
暖房機に頼るだけではなく、衣類で調整するのが良いですね。
また、天井と床や、部屋の中央と隅など、お部屋の温度にムラがあるので、「あれ?」って意外なところが結露します。
窓の他にも、家具や家電の裏側に暖房が行き渡らず、その部分の壁が冷やされ、結露してしまうケースもあります。
暖房が家具や家電の後ろまで回り込むよう、壁との隙間を5cm~10cm程度あけるようにしてください。
3、水槽や植物を窓や壁の近くに置かない
水槽や植物からは水蒸気が出ています。
窓や壁の近くに水槽や植物を置くと、窓や壁の湿度が上昇します。
水槽や植物はどうしても、お部屋の隅に置きたがるものです。
でも、結露と言う観点からは、窓や壁から離さないといけません。
どうしても、水槽や植物をお部屋の隅に置く場合は、暖房機の当たり方など結露しにくい場所を選んでおいてください。
また、どうにも移動できない場合は、先に話した、こまめな換気と、お部屋の温度を下げる方法だけでも、結露にかなり効果的なのでオススメです。
4、お家にすでにあるものを使ってみる
換気とお部屋の温度調整を試しても、まだまだ結露するようなら、お家にあるものを使ってみたらいかがでしょうか?
ほとんどのお家で常にあるもので、簡単に結露対策が出来るものがあるんです。
家庭にあるものを利用した簡単対策を3つお伝えします。
・食器用洗剤
界面活性剤という成分を使うと結露対策が出来るんです。
それは、食器用洗剤に含まれているんです。ご存知でしたか?
界面活性剤には水をはじく性質があるので、その効果を利用します。
窓に界面活性剤の膜をつくることが出来きれば、結露を防止することができます。
■結露対策用液体の作り方
水100ml~200mlに対し、大さじ1杯の食器用洗剤を入れてかき混ぜて、この液体を染み込ませた布で窓を拭きます。
最後に窓についた細かい泡を、乾いた布で拭き取れば終わりです。
ちなみに効果は1週間程度で無くなってしまうので、週に1回程度この液で窓を拭くと効果が持続します。
・プチプチ包装シートを貼ってみる
少し見た目に問題がありますが、お部屋は暖かくなって、しかも結露対策もあるので、一石二鳥です。
割れ物などの包装に使われるプチプチ包装シートの断熱効果が高いんです。
プチプチ包装シートの断熱性能を活用して、窓を出来るだけ冷やさないように出来ます。
もっと、高い効果を出すためには、窓の屋内側ではなく屋外側にプチプチ包装シートを貼り、外気で窓が冷たくならないようにしてください。
・扇風機やサーキュレーターを使ってみる
窓の結露は温度差で起こる以外に、窓周りに空気が停滞していることが多いので、扇風機やサーキュレーターを窓の前に設置し、窓周りに空気が停滞しないようにします。
窓でお部屋の暖まった空気が冷やされてしまう前に、窓周りの空気をどんどん流してしまう作戦です。
空気が動くので、結露防止効果の他に、暖房をお部屋全体に均一に行きわたらせる効果があって2重の効果があります。
5、費用をかけられるなら効果の高い別対策
ここまで試してダメなら、少々お金はかかってしまいますが、さらに効果の高い方法を試してみましょう。
お金はかかる分、ここから書く方法は強力なものばかりなので、どれを試してもらってもかなりの効果を期待できます。
・開放型の暖房機を使わない
暖房器具には、開放型と呼ばれるタイプがあります。
石油ストーブやガスストーブ、石油ファンヒーター、ガスファンヒーターが開放型にあたります。
開放型の暖房器具は、灯油やガスは燃焼の時に大量の水蒸気を空気中に放出するため、湿度が上がり、結露の原因になります。
石油やガスで燃焼する暖房機でも、非開放型と呼ばれる排気を外に逃がすタイプの暖房器具であれば、お部屋に水蒸気がを放出しないので結露の原因にはなりません。
また、ハロゲンヒーターなどの電気式のヒーターも、燃焼せずにお部屋を暖めるので結露しません。
暖房器具を非開放型のものか、電気式のものに取り換えると結露対策になります。
非開放型は価格が20万以上を覚悟したほうが良いので、とっかかりならハロゲンヒーターがオススメです。
・カーテンを替えてみる
カーテンを閉めきると、暖房の熱気をカーテンが遮断していしまい空気が動かないので、お部屋と窓時の温度差がさらに大きくなり、結露の原因になります。
だからと言って、夜お部屋の電気をつけると、外から部屋の中が丸見えになってしまうので難しい問題です。
結露対策するのですから、カーテンを開けたままにしておきたいですね。
そこで、ミラーレースカーテンが注目されています。
普通のレースカーテンは、お部屋の電気をつけると外から丸見えですが、ミラーレースカーテンなら遮光性があるので外から中が見えません。
レースカーテンは厚手のカーテンに比べて窓まで暖房が届きやすいので、結露防止効果を期待できます。
紫外線カット、保温効果、断熱効果もかなり高くなるので、暖房を使う冬だけでなく、年間を通して省エネ効果もあります。
・結露防止シートを使ってみる
結露防止シートはプチプチシートと同じ、結露防止効果があります。
プチプチと大きく違うところは、デザインを意識している点です。
窓のお部屋側に結露防止シート、窓の室外にプチプチシートを貼ると、結露防止効果はかなり高くなります。
人目を気にされる方は、おしゃれなシートで対策するのがいいですね。
透明度の高い窓が好きだと言う方は、透明なフィルムの断熱シートもあります。
・窓用結露防止ヒーター
窓を冷やさない環境をつくれば、窓の結露は防げるのですが、それなら窓を直接暖めてしまえば良いと思う方もいるでしょう。
考えることは皆さん同じです。
窓時ヒーターってのがあります。
ピンポイントで窓時を温めてくれるヒーターは窓時を温めることで結露を防ぐことができますし、窓時が寒くて、暖房をつけていても寒いと感じるようなおうちに住んでいる方には、普通にプチ暖房機としてもオススメです。
効果は抜群な反面、価格が高いというネックがありますので、全て試してもダメだった場合の最終手段として、導入を検討してください。
何より結露を放っておかないこと
対策をしても結露してしまうからと言って、あきらめて放置していると、カビ、ダニなど人体に悪影響を及ぼしたり、お家そのものが傷んでしまいます。
どうしても結露してしまう場合は、寝る前や外出前に結露を取るようにしてください。
しかし、お仕事や家事、育児で毎日お忙しい中、わざわざ結露取りに時間はかけられないと思います。
簡単に結露を取る方法をまとめます。
・結露取りワイパー
タオルで結露をふき取ると、タオルを毎回洗濯しないといけませんので手間ですね。
面白いほど結露が取れる結露取りワイパーが有効です。
使い方は簡単で、ワイパーで結露した窓をなぞるだけ。
・吸水テープ
結露を放っておくと、カビ、ダニや腐食の原因になります。
結露をいちいちふき取るのは面倒なかたは、吸水テープをオススメします。
発生した結露が垂れてしまう前に吸収してしまうので安心です。
・新聞紙を貼る
吸水テープもいやだと言う方は、新聞紙でも代用できます。
結露のひどい窓に新聞紙を貼っておき、8時間経ったら新聞紙を回収してください。
実は新聞紙のインクが窓をコーティングしてくれるので、年末年始の大掃除には新聞紙で窓を磨くことがあるほど良く知られている方法です。
見栄えはかなり悪いので、外やお客さんから見えない窓でお試しください。
見栄えを取るのであれば、やはり吸水テープですね(苦笑)
まとめ
結露は単に濡れているだけではなく、放置するとカビ、ダニ、腐食を招きます。
せっかくのお家が傷んでしまい、高い代償、もしくは、ご家族の健康被害になりまねません。
まずは、出来ることから1つづつやってみてはいかがでしょうか?