引っ越し先の図面を見ていて、「あれ、トイレが北東(鬼門)にある……」と気づいてしまい、急に不安になったことはありませんか?
インターネットで検索すると、「鬼門の玄関は避けるべき」「水回りがあると健康運ダウン」なんて怖い言葉がたくさん出てきます。
でも、安心してください。日本の住宅事情では、鬼門を完全に避けて家を建てるのは至難の業です。
大切なのは、「そこに配置されていること」を悔やむのではなく、「そこをどう扱うか」を知ることです。
今回は、リフォームや引っ越しをしなくても大丈夫。今日から「置くだけ」「掃除するだけ」でできる、私なりの鬼門対策についてお話しします。

そもそも「鬼門」とは?恐れる必要はない理由
北東の方角を「鬼門(きもん)」、その反対の南西を「裏鬼門(うらきもん)」と呼びます。
「鬼」という字が入っているので、「悪いものが入ってくる場所」と思われがちですが、本来の意味は少し違います。
鬼門は「神様の通り道」であり、「変化のエネルギーが生まれる場所」とも言われています。エネルギーの出入りが激しい場所だからこそ、そこが汚れていると、悪い気が家全体に回りやすくなってしまう……というのが、家相の考え方です。
つまり、「鬼門=悪い場所」ではありません。「神聖な場所だから、いつも以上にきれいにしておきなさいよ」という、昔の人の知恵なのです。
逆に言えば、ここさえピカピカにしておけば、家全体に良いエネルギーを送ってくれる「最強のパワースポット」になり得るのです。
対策①:まずは「徹底的な掃除」が最強の御札
高価な壺を買ったり、怪しい御札を貼ったりする必要はありません。
鬼門対策の9割は「掃除」と「換気」で完了します。
神様の通り道に、ホコリやゴミが落ちていたら失礼ですよね。私は、鬼門にあたる場所(我が家の場合は洗面所です)だけは、毎日必ず床を水拭きするようにしています。
「ここは鬼門だから」という意識があるおかげで、結果的に家の中で一番きれいな場所になっています。
対策②:「置くだけ」で空気を変えるアイテム
掃除で行き届かない「気」の部分を整えるために、いくつかのアイテムを置いています。どれも手軽に手に入るものばかりです。
盛り塩(基本中の基本)
やはり基本は「塩」です。清浄な白い塩には、場を清め、結界を張る力があると言われています。
白い小皿に、円錐形(または八角錐)に塩を盛って置きます。湿気を吸いやすい場所でもあるので、固まってきたらすぐに新しいものと交換しましょう。「いつも真っ白」であることが大切です。
植物(難を転ずる)
鬼門対策として古くから庭に植えられてきたのが「南天(なんてん)」です。「難(なん)を転(てん)ずる」という語呂合わせから、縁起が良いとされています。
室内であれば、赤い実のついた南天の枝を飾ったり、トゲのある「ヒイラギ」や、空気清浄効果の高い「サンスベリア」などの観葉植物を置くのもおすすめです。
生き生きとした植物の「生気」が、淀みやすい鬼門のエネルギーを循環させてくれます。
国産本物の榊(※神聖さを保つために榊を活けるのも効果的です)
香り(浄化の煙)
空気がこもりがちな場所なので、定期的にお香を焚いて、煙で空間を燻(いぶ)すのも効果的です。良い香りは、その場の波動を一瞬で上げてくれます。
鬼門に「置いてはいけないもの」
逆に、これだけは避けてほしいNGアイテムがあります。
- ゴミ箱(特に蓋のないもの)
不浄なものを溜め込むのは厳禁です。どうしても置くなら、中身が見えない蓋付きを選び、こまめに捨ててください。 - 汚れた洗濯物
脱衣所が鬼門にある場合も多いですが、汚れた服を山積みにするのは避けましょう。 - ごちゃごちゃしたストック品
雑然とした状態は気の流れを止めます。収納の中に隠すか、整理整頓を心がけましょう。
まとめ|鬼門は「家の中で一番きれいな場所」にする
「自分の部屋の鬼門が汚れているかも」と気づけた時点で、あなたはもう運気の改善を始めています。
怖がる必要はありません。「ここは我が家の聖域」と決めて、毎日少しだけ丁寧に扱ってみてください。
鬼門がピカピカになれば、きっと家全体の空気が澄み渡り、住んでいる人の心も晴れやかになるはずです。