喪中の時は、正月や神棚はどのようにしたら良いの?
喪中の時は、年賀状も出すのを止めたりしていますが、喪中の時は、お正月や、毎日目にする神棚の取り扱いはどうしたら良いのかまとめてみます。
喪中の時は、悲しみのあまり何もしたくないとは思うのかもしれませんが、実際はどのようにしたら良いのか?
冷静に考えるとさまざまな疑問がわいてきます。
では、さっそくまとめていきます
喪中の時は、神棚をどうすればいいのかな?
喪中の時は、神棚には一切触れることはしません。
むしろ、神棚を隠すイメージです。
神棚封じと言って、50日間は隠します。
神棚封じの封印を解くのは忌明けとされている50日目です。
仏式の喪明けである四十九日法要の時期と勘違いされやすいので気をつけましょう。
神棚封じの方法
神棚封じを行う人は、本来、第三者(他人)が行うのが良いとされています。
でも、事情等があって、家族が行うことも多くなってきています。
ただ、地域によっては家族での神棚封じをタブーとする地域もありますので、事前に家族や親族の方にその地域の風習を確認されておくと良いでしょう。
また、気になる事があれば、葬儀屋の方に相談をしてみると安心ですね。
神棚封じの手順
1,神棚の神様に挨拶をします
2,家族の誰が亡くなったか報告をします
3,神棚にお供えしている洗米や酒、榊など全てを下げます
4,神棚の扉を閉めます
5,扉の正面を隠すように白い半紙を貼り付けます
6,もし半紙がない場合は、白紙でも大丈夫です。
7,神棚の前にしめ縄を付けている場合は、注連縄にテープを使い白い半紙を貼り付けます
神棚は家の中の神社となりますので、仏教を信仰している場合でも神棚に関しては神道の考えに合わせましょう。
また、神棚を設置している地域によりますが、父母の場合が50日間、祖父母の場合は30日間とする、神棚封じの期間が異なります。
神棚封じの期間については、地域の慣習に従うことをおすすめします。
また、忌明けで封印を解くときには、身を塩で清めてから礼拝をしましょう。
気になるのが、喪中のお正月はどうするの?
喪中は神棚封じしているので、新年の慶事には参加しません。
神棚への拝礼だけでなく、神社への参拝も控えましょう。
初詣は、喪中が開けてから行きましょう。
喪中のお正月におせち料理は良いのかな?
喪中は、おせち料理は控えるのが良いです。
もし、おせち料理を予約して購入した場合は、捨てるのはもったいないし、逆に良くないので、お重とかに入れずに、普通の食事として食すれば問題ありません。
喪中の時は、正月や神棚の対応まとめ
喪中のお正月や神棚の対応は、地域で違いがあるので、知っている方に確認するのが良いですが、知っている方がいない場合は、ここに書いている内容をしていただければ大丈夫です。
・喪中で正月を迎える場合の正月飾りは控える
・家の神棚に飾るしめ縄は50日以降であれば取り付け可
・使えなくなった正月飾りは神社のお焚き上げをお願いする
・おせち料理は、いつものお皿に盛りつけて食する。