「北向き=枯れる」は誤解。実は植物にとっての「避暑地」
「この部屋、北向きだから植物は育たないよね」
引っ越しや部屋の模様替えで、北側の部屋を物置のように扱ってしまうことがあります。確かに日当たりは良くありませんが、観葉植物にとって北向きの部屋は、必ずしも「不毛の地」ではありません。
実は、多くの観葉植物は、本来ジャングルの高い木の下で育つ生き物です。強い直射日光よりも、木漏れ日のような柔らかい光を好みます。つまり、直射日光が当たらない北向きの部屋は、植物にとって「葉焼け」のリスクがない、居心地の良い「避暑地」になり得るのです。
薄暗いことを嘆くのではなく、「しっとりとした落ち着きがある部屋」と捉え直してみましょう。その静かな光に適した植物を選べば、緑は驚くほど元気に育ってくれます。

【厳選】日陰でもご機嫌な「耐陰性」最強の植物3選
北向きの部屋で失敗しないためのキーワードは「耐陰性(たいいんせい)」です。これは文字通り、日陰に耐える力の強さを指します。特に頑丈で、初心者でも育てやすい3つをご紹介します。
1. ポトス:王道にして最強のパートナー
「迷ったらポトス」と言われるほど、環境適応能力が高い植物です。蛍光灯の光だけでも育つほどたくましく、ツルが伸びていく姿には生命力を感じます。高い棚から垂らすように飾ると、空間に動きが出ておしゃれに見えます。
2. テーブルヤシ:北側の湿気とも相性抜群
繊細な葉が涼しげなテーブルヤシですが、見た目に反して非常にタフです。強い光が苦手で、むしろ薄暗い場所を好みます。北向きの部屋は湿気がこもりやすい傾向がありますが、水分を好むヤシ科の植物には、それさえも快適な環境となります。
3. モンステラ:わずかな光でも大きく育つ
以前の記事でも触れたモンステラですが、実は耐陰性も優秀です。窓際でなくても、レースカーテン越しの明るさがあれば十分に育ちます。大きな葉は存在感があり、殺風景になりがちな北側の部屋を一気に華やかにしてくれます。
葉が大きい分、ホコリが溜まると光合成の邪魔になるので、気づいた時にサッと拭いてあげましょう。
枯れる原因は「光」より「水」。北向き専用の水やりルール
「日陰に強い植物を選んだのに、枯れてしまった」
その原因のほとんどは、光不足ではなく「水のやりすぎ」です。
日当たりの良い南向きの部屋と違い、北向きの部屋は土が乾くのが遅くなります。それなのに毎日水をあげてしまうと、土の中が常に湿った状態になり、根が呼吸できずに腐ってしまう「根腐れ」を起こします。
「忘れた頃にあげる」くらいが丁度いい
北向きの部屋での水やりは、土の表面が乾いてからさらに2〜3日待つくらいで十分です。「ちょっと冷たい態度かな?」と思うくらいの距離感が、植物にとっては心地よいのです。
水やりを控える代わりに、葉っぱに霧吹きで水をかける「葉水(はみず)」を毎日してあげると、虫の予防にもなり、葉の色つやも良くなります。
どうしても光が足りない時の「光のサプリメント」
それでもやっぱり元気がなさそう、という場合は、人工的な光を足してあげましょう。
最近はインテリアを邪魔しない、おしゃれな植物育成LEDライトも増えています。太陽の代わりにあてる「光のサプリメント」だと思って、日中の数時間だけライトをつけてあげるのも一つの手です。
また、週に一度、天気の良い日に別の部屋の明るい窓辺へ「日光浴出張」させてあげるだけでも、植物は活力を取り戻します。ただし、急に強い直射日光に当てるとショックを受けるので、あくまで柔らかい光の場所を選んでください。
北の部屋は「静寂」の運気。整えれば最強の休息地に
風水において、北の方角は「水」の気を持ち、「静けさ」「信頼」「貯蓄」などを司るとされています。派手さはありませんが、物事を冷静に考えたり、ゆっくりと体を休めたりするには最適な方角です。
そんな静かな北の部屋(特に寝室)に、生き生きとした植物があること。それは、冷えがちな空間に「生命の温かみ」を灯すようなものです。
寝室の環境をさらに整えるなら
植物で空気の浄化ができたら、次は自分自身の休息環境にも目を向けてみましょう。北向きの静けさを活かして、深く眠るための準備を整えることは、運気のベースアップに直結します。
特に「枕の向き」や寝室のレイアウトは、意外と見落としがちなポイントです。植物の配置と合わせて、こちらの記事も参考にしてみてください。
【即実践】頭を向けて寝てはいけない方角の真実と不運リセット術
静寂に包まれた北向きの部屋で、お気に入りの植物と良質な寝具に囲まれて眠る。それは、どんな高級ホテルにも負けない、贅沢なチャージの時間になるはずです。
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